【レスリング】パリ五輪銀・高谷大地が11カ月ぶり復帰戦V「ほっとした」今後の競技生活にも言及

[ 2025年7月12日 18:08 ]

レスリング全日本社会人選手権第1日 ( 2025年7月12日    埼玉・富士見市立市民総合体育館 )

<レスリング全日本社会人選手権第1日>男子フリースタイル79キロ級を制し、マッチョポーズで喜びを表現する高谷大地
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 男子フリースタイル79キロ級で、24年パリ五輪74キロ級銀メダルの高谷大地(30=自衛隊)が優勝した。高谷大の公式戦出場は、五輪以来約11カ月ぶり。主戦場よりも1階級重い非五輪階級で実戦復帰を果たし、「ちょっとほっとした」と安どの笑みを浮かべた。

 久しぶりの実戦のせいか最初の2試合は動きが硬く、特に準々決勝は一時0―6と大きくリードを奪われる場面も。「負けていいかなと思った。(今大会は)出ることが目的だったしと」と振り返ったが、その後は6分間トータルで試合を組み立てる本来のレスリングを取り戻し、終わってみれば17―6でテクニカルスペリオリティー勝ち。準決勝も10―0で圧倒すると、同門対決となった決勝は1分39秒でフォール勝ちを収めた。

 昨夏のパリ五輪でレスリングは史上最多の金メダル8個を含む11個のメダルを獲得。しかし日本国内での競技人口や人気、選手の待遇はメジャー競技に遠く及ばない現状があり、危機感を募らせた高谷大は代表選手の先頭に立って普及活動に努めてきた。今大会の出場も普段はレスリングとは無縁の人間を1人でも多くファンとして取り込む狙いがあり、「試合に向けてというより、どう人を集めるかを考えていたので、緊張はしなかった」と話した。

 今後も積極的に普及活動を行っていく方針だが、再び五輪を目指して第一線で戦うためには練習時間の確保が必要で、両立は難しいという現状がある。「(第一線で)やるとしたらいろいろと切らないといけなくなる。普及にも行けなくなる」と悩みを吐露した高谷大。「ここからどうするか。選ぶ決断の時期(は迫っている)」と話し、針路を定める考えを示した。

 13日にはグレコローマンスタイル82キロ級にもエントリー。「今日だけ(の出場)だと(観客は)今日しか来てくれないので」と、明日も体を張ってレスリング界の話題作りに貢献するつもりだ。

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