北口榛花 願いは「やりがまっすぐとびますように」 世界陸上連覇へ「本当に悩んでいる」

[ 2025年7月8日 04:40 ]

「東京2025世界陸上競技選手権大会 日本代表選手記者会見」 願いを記した七夕の短冊を手に会見する北口榛花(代表撮影)
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 陸上世界選手権(9月13日開幕、東京・国立競技場)のトラック、フィールド種目の日本代表内定選手が7日、都内で会見した。女子やり投げのパリ五輪金メダルで世界選手権2連覇が懸かる北口榛花(27=JAL)は「右肘内側上顆(じょうか)炎」の影響で6日まで行われた日本選手権を欠場したが、順調な回復ぶりを報告。七夕のこの日は短冊に願いを込め、2カ月後に迫る自国開催の大舞台へ再スタートを切った。

 七夕の主役も北口だった。短冊に込めた願いは「やりがまっすぐとびますように」。全て平仮名で書かれた世界女王とは思えぬ内容に会場中がずっこけた。「こんなの願ったらやり投げ選手としてダメだと思うんですけど本当に悩んでる」と苦笑い。もちろん、その心は「真っすぐ飛べば必ず記録も出ると信じている」。本音を包み隠さず願った短冊にも天真らんまんな人柄がにじみでた。

 最悪の状況から再始動した。6月下旬に右肘内側上顆炎と診断され、日本選手権など7月の出場予定試合をキャンセル。既に痛みは引き、練習を再開。やりは投げていないが、課題の下半身を強化中だ。今後は渡欧し、チェコのチームに合流予定。8月20日のダイヤモンドリーグ・ローザンヌ大会での復帰を目指し「徐々にリスタートしていければ」と語った。

 仲間の姿に勇気をもらった。日本選手権は連日、テレビなどの中継にくぎ付け。「こんな泣ける番組だったかな」と笑う。特に5日は男子100メートルを制した桐生の涙、JALの同僚で女子走り幅跳びの高良、日大の先輩で男子やり投げの崎山らが活躍するたび、もらい泣きした。「寝るのが大変でした」と豪快に笑い「いい刺激だった。自分も腐らず頑張りたい」と自身の活躍を思い描いた。

 前回覇者の北口はワイルドカードでの出場が23年大会の時点で確定しており「ブダペストで頑張った自分に感謝。金メダルを獲れるよう準備したい」と改めて決意表明。女王防衛へ「まっすぐ」突き進む。 

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