【男子ゴルフ】蝉川泰果が史上最年少日本タイトル3冠「夢かなと思うくらい」プレーオフで堀川未来夢下す

[ 2025年6月8日 23:00 ]

男子ゴルフツアー BMWツアー選手権森ビル杯最終日 ( 2025年6月8日    茨城県 宍戸ヒルズCC=7430ヤード、パー71 )

<BMWツアー選手権森ビル杯・最終日>優勝トロフィーを手に妻・葵さんと笑顔を見せる蝉川泰果(撮影・西尾 大助)
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 首位と1打差の3位から出た蝉川泰果(24=アース製薬)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの66で回り、通算10アンダーで並んだ堀川未来夢(32=Wave Energy)とのプレーオフを1ホール目で制し、大会制覇を果たした。

 プレーオフ1ホール目。蝉川は2メートルのバーディーパットを沈めて死闘に決着をつけた。「夢かなと思うくらい、緊張感の極限でウイニングパットは記憶がない」。妻でタレントの久保葵(27)と抱き合い、喜びを分かち合った。

 最終組で堀川と競り合った。1番で2打差がついたが、2番パー5でグリーン手前からウエッジで放り込むチップインイーグルで挽回した。2打ビハインドで迎えた終盤も粘った。16番は1メートルにつけて、18番は6メートルのスライスラインをねじ込んで生き残った。「どのショットも気合を入れてガス欠するくらい集中した」と胸を張った。

 1月から米下部ツアーに参戦したものの肋骨の痛みで2月の大会を途中棄権した。帰国後、何度検査しても原因が分からず「この痛みと一生付き合っていくのかと絶望した」。

 3月、6軒目の病院でようやく肋骨3本の疲労骨折が判明した。「病名を言われて逆にホッとした」。療養期間を経て5月の中日クラウンズからツアーに戻り、アジアツアーも含め復帰5戦目で1年半ぶりのツアー5勝目をつかんだ。

 昨年11月の結婚後は初V。蝉川は「支えになっていたので妻に優勝を届けたい気持ちが強かった」。離脱中は病院探しに奔走し、神社で回復を祈願した葵夫人は「ケガして“ゴルフ人生どうなるんやろ”と言っていたところからの復活。さすがだと思う」と夫を称えた。

 22年日本オープンで95年ぶりのアマチュア優勝を飾り、プロ転向後の23年に日本シリーズJTカップを制した。これで日本タイトル3冠。24歳148日での達成は尾崎将司の27歳248日を大幅に更新する史上最年少記録。「メジャーは取りたい気持ちが強くなる。来年は日本プロを取りたい」と早くも4冠に狙いを定めた。

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