【リーグワン】BL東京が史上初の連覇達成!東京ベイに18―13

[ 2025年6月1日 16:57 ]

NTTジャパンラグビーリーグワン1部プレーオフ決勝   BL東京18―13東京ベイ ( 2025年6月1日    東京・国立競技場 )

<BL東京・東京ベイ>優勝し笑顔を見せるBL東京(撮影・西尾 大助)
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 昨季王者でレギュラーシーズン(RS)1位のBL東京と同3位の東京ベイとの対戦は、BL東京が18―13で勝ち、リーグワン史上初の連覇を達成した。旧トップリーグ時代を含むリーグ制覇は通算7度目で、6度で並んでいた埼玉を超え単独最多に。東京都府中市を拠点に1948年から活動する名門が、名実ともに第2の黄金期に突入した。

 テーマは「be us」。自分たちらしく、すなわち今季リーグ最多の741得点、110トライを挙げたアタッキングラグビーを決勝でも貫いた。前半6分、トライゾーンまで左中間30メートルの位置でペナルティーを獲得も、ショットを選択せずにタッチキックからトライを狙う。モールは押し切れなかったが、2フェーズを重ねて最後はSOリッチー・モウンガが2人のタックラーを交わして左隅へ先制トライ。右手を負傷中とみられ、2日前には全体練習に参加できなかった名手が堅いディフェンスをこじ開けた。

 その後も自陣からでもパスを重ねて攻める姿勢を徹底。ノックフォワードやスローフォワードのミスが出て仕留めきれない時間帯が続いたが、8―6で折り返した後半7分には、自陣のマイボールスクラムからモウンガのランで敵陣へ。左を併走したWTB森勇登へとパスが渡り、リードを広げるトライが生まれた。終盤にはトライを返されたものの、最後までリードを守り切った。

 トップリーグ時代には04~07年に3連覇、08~10年に2連覇を達成して黄金期を築いたBL東京だが、その後は4強入りこそするものの優勝から遠ざかった。16年以降はトップ4を逃し、18~19年シーズンは過去最低の11位と低迷。「親に見せられない練習」とまで言われた厳しい鍛錬で磨いたフィジカルとFW戦を前面に押し出した戦いぶりは時代の潮流に取り残され、名門の看板はいつしか朽ちかけた。

 そんなどん底だったチームに乗り込んできたのが、19年夏に就任したトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチ(HC)だった。選手としてはニュージーランド代表12キャップを持つ元ロックで、指導者としてもスーパーラグビーの名門クルセイダーズを長年率いた経験を持つ。リーグワン初年度の22年に再び4強に押し上げると、10季ぶりとなるリーチの主将復帰、オールブラックスの2大スターが加入した昨季は14季ぶりの復活優勝。今季もRSでの14季ぶり1位通過から、見事に連覇へと導いた。

 ペナルティーでも果敢にトライを狙い、1試合平均6トライというアタッキングマインドで、リーグ最少失点を誇った東京ベイの厚い壁を見事に打ち砕いたBL東京。伝統と革新を融合させた戦いで、「猛勇狼士」が5万1009人のファンが見守る国立競技場で凱歌を上げた。

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