吉田優利の圧勝V こだわり「コスメ番長」ゴルフも信念ぶれず SNSの重圧にも負けず、成長した姿見せた

[ 2025年3月24日 04:15 ]

女子ゴルフツアー Vポイント×SMBCレディース最終日 ( 2025年3月23日    千葉県 紫CCすみれC(6668ヤード、パー72) )

<Vポイントレディース 最終日>優勝した吉田優(中央)は妹の鈴(中央右)ら選手仲間からフラワーシャワーで祝福される (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 昨季から米ツアーを主戦場とするホステスプロの吉田優利(24=エプソン)が9打差をつけて圧勝した。8打差の首位で出て4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算13アンダーとして2位以下を突き放した。地元千葉で23年ワールド・サロンパス・カップ以来約2年ぶりのツアー通算4勝目を挙げた。今季開幕戦の岩井千怜(22=Honda)に続き、国内女子ツアーは2戦連続でスポット参戦の米ツアー組が制した。

 これまでの3勝とは違う。国内屈指の難コースでただ一人2桁アンダーに到達し、2位に9打差をつけた。まさに異次元だった。吉田優は「今までの3勝は勢いとか、怖いものを知らなかったとか、そういうもので優勝できた。今回は自分のやりたいゴルフをイメージ通りできた」と感慨をにじませた。

 8打リードで終えた前日SNSを見ると「吉田優利が勝つ」という投稿であふれていた。すぐに消したが頭に残り、スタート前も「気持ち悪い緊張感」があった。1番、2番と1メートルにつけて連続バーディー発進で雑念を振り払うと、13番、14番の連続バーディーで後続を突き放した。

 昨季から本格参戦する米ツアーでタフになった。「日本と違いルーティン通りにいかない。飛行機が遅れたり栄養のある食べ物を取れなかったり」。時差ボケがきつく「一日中寝てた」こともある。16試合で予選落ち9度。スイングに迷った時期もあった。それでも「打ち方よりも自分ができるパフォーマンスでどうスコアメークするか」を学んだ。

 美容に関する知識が豊富で「コスメ番長」と呼ばれ、インスタグラムのフォロワーは23万人以上。自己プロデュースにもこだわりを持ち、スポンサー契約のオファーが届いても「これは吉田優利に合いますか」とはっきりと意見を口にする。

 ゴルフでも信念がぶれることがない。渋野が「世界レベル」と称賛した圧勝にも慢心はない。「正直米国で勝つ想像はできない。足りないものはいっぱいある」。フォード選手権(27日開幕、アリゾナ州)から米ツアー初優勝に向けた挑戦を再開する。 (福永 稔彦)

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年3月24日のニュース