竹田麗央 攻めのゴルフで米2勝目 本格参戦後5戦目での初勝利は日本人最速 実感湧かず「こんなに早く」

[ 2025年3月10日 03:30 ]

米女子ゴルフツアー ブルーベイLPGA ( 2025年3月9日    中国・海南島 ブルーベイGC(6712ヤード、パー72) )

ブルーベイLPGAで優勝しトロフィーを掲げる竹田(AP)
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 単独首位で出た昨季日本ツアー年間女王の竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が8バーディー、ボギーなしの64をマークし、通算17アンダーで、2位に6打差をつけて圧勝した。昨秋日本で開催されたTOTOジャパンクラシック以来の米ツアー通算2勝目。ツアーメンバーとして本格参戦後5戦目での初勝利は日本人最速記録となる。

 圧勝だった。5打リードで迎えた最終18番パー5でも第3打を1・5メートルにつけてバーディーで締めくくった。グリーン上で畑岡や山下らからシャンパンシャワーで祝福され、ボトルを飲みほすと「おいしかったです」と満面の笑みを浮かべた。

 2位に2打差をつけて迎えた最終日。「絶対に攻めていかないと追い抜かれる。ただただピンを狙う攻めのゴルフができた」。1番で4メートルを沈めてバーディー発進。2番でチャンスを逃したものの、4番でショットをピンに絡めて連続バーディーを奪い独走態勢を築いた。グリーンを外してもアプローチでしのぎ、後半は2・5メートルにつけた10番など5バーディーを量産。18ホールの大会記録に並ぶ64で回り、メジャー優勝経験者ミンジ・リー(オーストラリア)、世界ランク2位ジーノ・ティティクル(タイ)らを寄せつけず、最後は2位に6打差をつけた。

 昨秋、日本ツアーを兼ねるTOTOジャパンクラシックを制し、米ツアー出場権を獲得。1年目の目標は「1勝」だったが、わずか5戦目でクリアした。「こんなに早く優勝できると思っていなかった」と実感が湧かない様子だが「でも毎試合毎試合収穫があって、それが凄くいい方向に行ったのかなと思う」とうなずいた。

 昨季国内1位の圧倒的な平均飛距離(263・19ヤード)が注目されがちだが、曲がり幅の少ないフェードボールによるアイアンショットの精度も高い。昨季日本ではパーオン率77・2515%でランク1位だった。今季は80%の高確率でグリーンを捉えており名手がそろう米ツアーでもランク7位につける。好成績の土台となっている。

 ポイントランクは3位に浮上し、新人賞レースではトップを走る。今後、日本に一時帰国。「お寿司を食べたい。シマアジが好きです」。リフレッシュして、米本土に戦いの舞台を移すツアーに戻る。昨季は国内で初優勝から8勝を挙げた。米国ではいくつまで積み上げるか。深いラフ、速いグリーンの難コースでこそ竹田の強さが発揮されるはずだ。

 ◇竹田 麗央(たけだ・りお)2003年(平15)4月2日生まれ、熊本県出身の21歳。熊本国府高卒。名前の由来は父・宜史さんが経営するゴルフショップの客が話した「リオのカーニバル(ブラジル)」。プロゴルファーの母・哲子の影響で6歳からゴルフを始める。21年プロテスト一発合格。23年に初シードを獲得し、24年に8勝を挙げて初の年間女王。目標プロはダスティン・ジョンソン(米国)とロリー・マキロイ(英国)。好きなクラブは1W。叔母は元賞金女王の平瀬真由美。1メートル66、66キロ。

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