【名古屋ウィメンズ】有森裕子氏 佐藤早也伽ハードトレで課題の「30キロ以降」を克服

[ 2025年3月10日 04:43 ]

陸上・名古屋ウィメンズマラソン ( 2025年3月9日    名古屋市・バンテリンドームナゴヤ発着 )

31キロ付近、力走する(左から)ユニスチェビチー・チュンバ、佐藤早也伽、シェイラ・チェプキルイ。後方は加世田梨花
Photo By 代表撮影

 【有森裕子の目】これまで佐藤早也伽さんの課題はずっと「30キロ以降の強さ」と言われてきましたが、今回は見事に克服しました。30キロ以降も股関節が広がって歩幅の大きな走りが続き、走るたびに足の筋肉もどんどん浮き出ていました。あれだけ歩幅を広げると普通は足がもたないものですが、彼女の場合は股関節の柔らかさの中に筋肉の強さがあるので、最後まで走り切ることができたのでしょう。

 聞けばレース前には40キロ走を4回、しかもその間に10マイルのスピード走を何本も挟み、男子に近いような練習をしてきたとのこと。さらにウエートトレにも力を入れ、「絶対に30キロ以降もつぶれない」という自信を持って臨んだに違いありません。歩幅が広いと集団の中で走るのは難しいので、常に自分の一番走りやすいポジションを選んで走っていたのも印象的でした。

 これで世界選手権の代表に大きく近づいたのは確かです。誰が選ばれても真夏の東京で走るにはまず暑さに強いことが絶対条件なので、頑張ってほしいと思います。(五輪2大会連続メダリスト)

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