【名古屋ウィメンズ】世陸確実の佐藤早也加が克服した終盤の弱さ「過去の自分を超えられたと…」

[ 2025年3月10日 06:30 ]

名古屋ウィメンズマラソン ( 2025年3月9日    バンテリンD発着の42・195キロ )

<名古屋ウィメンズマラソン>2時間20分台でゴールし、タイムボードの前で記念撮影する佐藤早也伽(撮影・椎名 航)
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 世界選手権東京大会(9月)代表の最終選考レースとして行われ、23年世界選手権代表の佐藤早也伽(30=積水化学)が2時間20分59秒で日本勢最高の2位に入った。対象大会で参加標準記録(2時間23分30秒)を突破した選手の中で最速タイムをマークし、2大会連続の代表入りが濃厚となった。シェイラ・チェプキルイ(34=ケニア)が2時間20分40秒で優勝した。

 粘りに粘って2位でフィニッシュし、佐藤の目から歓喜の涙がこぼれた。課題としてきた30キロ以降も失速することなく、先頭集団で競った加世田を振り切り、一度は前を走ったチュンバを36キロ過ぎに逆転。22年に出した自己ベストを1分14秒も更新し、日本人トップの2位でゴールした。

 「過去の自分を超えられたと思う。自己ベストの更新を一番の目標にしてきた。達成できて本当にうれしい」

 レース中盤にペースメーカーがコースを間違えそうになるハプニングなどにも屈せず、日本歴代9位の記録をマーク。2大会連続で世界選手権の出場権をほぼ手中に収め、積水化学の野口英盛監督に笑顔で迎えられた。

 パリ五輪を懸けて臨んだ昨年1月の大阪国際は、前田穂南(天満屋)が日本新記録を出した一方で、35キロ以降に脚が止まった。悔しさを糧に、今回は初マラソン以降で取り組むことの少なかった40キロ走を4回実施。終盤の弱さと向き合ってきた。「課題と感じてきた30キロ以降で、いつもより余裕があるなと感じた」。積み重ねた練習は、前半より15秒速いペースで後半をまとめたレースに結びついた。

 世界選手権は前回の23年ブダペスト大会で20位。不完全燃焼で終わっただけに、リベンジへの思いは強い。「代表として選ばれたら、前回に達成できなかった8位入賞を目標に。先頭集団で勝負していけるように練習を積んで挑みたい」。自覚を胸に、自国開催の大舞台で駆ける。 (西海 康平)

 ◇佐藤 早也伽(さとう・さやか)1994年(平6)5月27日生まれ、宮城県出身の30歳。常盤木学園高から東洋大に進み、17年に積水化学に入社。初マラソンは20年の名古屋ウィメンズで2時間23分27秒。昨年3月に結婚式を挙げ、自身のインスタグラムで2年以上前に結婚していたことを公表。1メートル57。

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