阿部一二三 体重無差別の全日本選手権参戦へ「柔道家として一度は立ってみたい」

[ 2025年3月7日 04:40 ]

柔道男子全日本強化合宿に参加した阿部一二三
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 柔道男子66キロ級で五輪2連覇の阿部一二三(27=パーク24)が6日、体重無差別で争う全日本選手権(4月29日、日本武道館)出場を宣言した。男子日本代表強化合宿が行われている都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで、初めて挑戦する国内最高峰の大会への思いを明かした。また、パリ五輪以来の復帰戦として全日本選抜体重別選手権(4月5~6日、福岡国際センター)に出場する。

 66キロ級世界最強の阿部が、重量級の猛者たちに挑む。体重無差別で争われる全日本選手権は「柔道家として一度は立ってみたい。挑戦してみたい」と憧れていた舞台。大会前年の五輪メダリストと世界選手権覇者には推薦枠が与えられるが、過去5回はケガのリスクなどを考慮して辞退してきた。「五輪直後で、このタイミングしかない。人生でこの一回。最初で最後のつもり」と推薦枠を使って初参戦を決めた。

 世界選手権(6月、ハンガリー・ブダペスト)の選考につながる選抜体重別からわずか3週間での連戦。「ロス(五輪)で3連覇するためにどうしていくべきか考えると、休んでいる時間はない。休みすぎると戻すのに時間がかかる」とハードスケジュールもいとわない。無差別級挑戦も、最終目標へのステップの一つにするつもりだ。

 「軽量級の選手が全日本選手権の畳に立っているのはかっこいい」と憧れの姿を想像する。「優勝したいとは言えない」と話したが、「3回勝てばベスト8?ヤバいですね」と謙虚に笑った。

 66キロ級で五輪代表を争ってきた丸山城志郎が2月に現役引退を発表。20年12月の東京五輪代表決定戦の死闘を振り返り「あれがあったから今のメンタルの強さがある」と感謝し「今まではずっとバチバチで目も合わせられなかった。やっと普通にしゃべれるのはうれしい」と率直な思いを明かした。

 ライバルの引退を受け「柔道は今しかできない。心は充実しているのでまだまだ頑張りたい」と改めて決意。未知なる挑戦で、自身の柔道人生に新たな歴史を刻む。 

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