【スノボ】13歳の渡辺大睦が史上最年少V 世界王者・長谷川帝勝破り「偶然でもうれしい」

[ 2025年3月5日 21:34 ]

スノーボード全日本選手権ビッグエア ( 2025年3月5日    長野・栂池高原スキー場 )

<スノーボード全日本選手権ビッグエア>男子で優勝した渡辺大睦は照れくさそうにインタビューを受ける
Photo By スポニチ

 男子は13歳で初出場の渡辺大睦(ひろむ、キャラファクトリー)が計155点で優勝した。13歳での同大会ビッグエア(BA)種目優勝は、14歳で優勝した17年の松沢優花、21年の村瀬由徠を抜き、男女通じて史上最年少記録。年齢制限をクリアし出場可能となる30年冬季五輪(フランス・アルプス地域で開催)へ超新星が出現した。

 憧れの世界王者に勝った。渡辺は決勝1本目に逆スタンスで3回転半回るキャブ1260をメークし76・40点。2本目は転倒したが、後がない最終3本目に逆スタンスから背中側に3回転半するスイッチバックサイド1260で奇麗に着地。78・60点でトップに立つと、残る予選上位3人が得点を上回れず優勝が決定。とりわけ23年世界選手権優勝の長谷川帝勝を下したことは本人も驚いたようで、「僕が一番ヤバいと思っていたのは長谷川さん。まさか本当に勝てるとは思ってなくて。偶然でも勝ててうれしい」と目を丸くした。

 7歳の時、家族で訪れたスノーパークでスノボの楽しさにハマった。岐阜や長野の雪山で練習を重ねてメキメキと頭角を現し、小学校高学年ごろからジュニアの全国大会で結果を残し続けている。今季からは22年北京冬季五輪ハーフパイプ金メダルの平野歩夢、長谷川らトップライダーと契約するモンスターエナジーのチームに加わるなど、世界からも注目を集めるスーパー中学生。将来の夢を問われると、「五輪で優勝したい」とはっきり口にした。

 4月には14歳の誕生日を迎えるが、W杯参戦は年齢制限をクリアする26~27年シーズン以降となる。現在の最多回転数は4回転半(1680)と、世界最多とされる荻原大翔の6回転半にはまだまだ及ばないが、1メートル48、39キロのほっそりした体に無限の伸びしろを持つ。先月にジュニア日本一となった際には「(ご褒美に)お菓子を買ってもらいました」とあどけない笑みを浮かべる13歳が、スノーボード界を席巻する日は近い。

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年3月5日のニュース