野口みずきさん 最後の名古屋ウィメンズは自己ワースト23位も“うれし涙”が流れた理由

[ 2025年2月28日 15:05 ]

2016年3月の名古屋ウィメンズマラソンで2時間33分54秒の23位でゴールし涙する野口みずき(当時シスメックス)
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 アテネ五輪女子マラソン金メダリスト・野口みずきさん(46)が、アトランタ、バルセロナ五輪女子マラソン2大会連続メダリストの有森裕子さん(58)をゲストに迎えて東海テレビYouTube「野口みずきのランナーズハイ」を更新。思い出に残るレースを振り返った。

 「アテネっていいたいけど、そうじゃないんです…」と切り出した野口さんが挙げたレースは、2016年3月の名古屋ウィメンズマラソン。自己ワーストの2時間33分54秒で23位に終わったが、「なんとも言えない記憶に残るレース」となった。

 2013年の世界陸上モスクワ大会を右太腿痛や熱中症のために33キロ付近でリタイア。その後も右大腿部疲労骨折などでレースはおろか、満足な練習も積めなかった。

 迎えた名古屋ウィメンズ。レース前の監督へのあいさつは恒例だったが、その日はアドバイスをくれるはずのシスメックス・広瀬永和監督が泣いていたという。

 「近くにいたマネジャーが“広瀬さん、ここは泣くところじゃない、ちゃんと送り出しましょう”って。広瀬さんはワコールのときからずっとみてくれていたので」と、振り返った。

 レースは5キロ過ぎで早くも先頭集団から離れてしまった。

 すると沿道から「ありがとう」「ありがとう!」という声が次々に飛んで来た。

 折り返した後は後方の一般ランナーから「一緒に走れてうれしいです」と声をかけられた。

 レースから脱落しているのに横についてくれた中継バイクのカメラマンも笑顔を浮かべている。

 「ワースト記録だったんですけ、私の集大成を見せられた」と振り返った。

 心に残っていたモスクワの途中棄権を払しょくする完走。

 ゴールで野口さんが流したのは、応援してくれる人たちの前で完全燃焼できたうれしい涙だった。

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