王鵬 史上2組目の3代三役昇進 「たまたま」意識なしも祖父・大鵬に似ているには「うれしい」はにかむ

[ 2025年2月26日 04:30 ]

<番付発表・王鵬>番付の名前を指さす新関脇の王鵬(撮影・井垣 忠夫)
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 日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付を発表した。先場所で12勝を挙げた王鵬が新三役で新関脇に昇進。母方の祖父は元横綱・大鵬で、父の元関脇・貴闘力との3代三役は史上2組目となった。初場所後に第74代横綱に昇進した豊昇龍が東の正位に就き、新横綱場所史上3人目の一人横綱を務める。ウクライナ出身の安青錦(あおにしき)は58年以降初土俵で常幸龍と尊富士に並ぶ所要9場所の最速新入幕を果たした。

 悠然と構えても、おのずと表情が緩んでいった。大阪市西淀川区の大嶽部屋宿舎で会見した王鵬は「上がっていて良かったなという気持ち。(三役は)ずっと目指してきた」と感慨深げだ。

 母方の祖父は昭和の大横綱・大鵬、父は元関脇・貴闘力。会見でも祖父の話や大関・琴桜(祖父は元横綱・琴桜、父は元関脇・琴ノ若)に続く史上2組目の3代三役への質問が飛んだ。それでも「自分がコツコツやってきた結果。それを目指していたわけではない。たまたまそうなっただけ」と特別な意識はないという。大横綱の孫として幼少期から比べられることは日常茶飯事で、それは宿命と感じていた。「比較されるのが嫌とか重圧とか思わなくなった」。ただし、見た目やたたずまいが祖父に似ていると言われることには「うれしい」とはにかんだ。

 祖父は新三役から3場所で大関に昇進。そこから横綱へと駆け上がった。その遺伝子を受け継ぐ新関脇にも地道な努力を継続した自負がある。「これからどうするか。三役は勝つのが仕事になってくる。しっかり安定して勝てるよう、今まで通り攻める相撲を取っていければ」と責任感も芽生えている。

 新入幕から3年。基本を中心に精進を積み重ね「前傾姿勢で圧力をかけられれば何とかなる」という手応えはつかんだ。優勝まであと一歩のところで夢散した初場所の悔しさは忘れない。「課題は集中力。どれだけ自分を律して戦えるか」。自分らしく、コツコツと「王道」を突き進む構えだ。 (黒田 健司郎)

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