いつかジョーダンのように 河村勇輝がNBAデビュー戦でアシスト記録 無得点は反省「原因があると思う」
NBA グリズリーズ108ー128ロケッツ ( 2024年10月25日 トヨタ・センター )
Photo By AP
NBAは25日、各地で行われ、グリズリーズとツーウエー契約を結ぶ河村勇輝(23)が開幕2戦目となる敵地ヒューストンでのロケッツ戦に第4Q途中から出場し、日本人4人目、Bリーグ出身の日本勢では初の最高峰デビューを果たした。3分34秒プレーし無得点、1アシスト。チームは108―128で敗れ1勝1敗となった。次戦、26日のマジック戦は本拠デビューが期待される。
深々とお辞儀をして、河村がコートに足を踏み入れた。104―123で迎えた第4Q残り3分34秒。敗色ムードが漂う中でのデビューでも、プレーできることに感謝を示す日本時代からのルーティンは変わらない。Bリーグ出身の日本勢で初めて最高峰の舞台に立ち「夢がかなった瞬間は特別」と幸せをかみしめつつ「余韻に浸ることはなく、流れを良くしたいという思いが強かった」とプレーに集中した。
停滞する流れを変えようと疾走した。見せ場は第4Q残り1分14秒。速攻からドリブルで相手を引きつけ、ゴール下への鮮やかなノールックパスで得点を演出。非凡なパスセンスは示したが、シュートは打てず「なかなか球が回ってこなくて、それには原因があると思う。ポジション取りなのか、もっと声を出すべきなのか。評価しづらい3分間だった」と振り返った。
身長1メートル73は現役NBA選手で最も小柄。大型選手に当たり負けしないため、数年前から肉体改造に取り組んできた。体重は高校時代の63キロから72キロまで増加。「クイックネスを失うことなく強さを手に入れたい」との狙いを形にし、23年のW杯や五輪での活躍につなげた。理想の選手像はブルズで黄金時代を築いたマイケル・ジョーダン。少年時代から映像を繰り返し見て「ゲームを支配する人、そして観客を魅了する人。引退してもずっと記憶に残る選手。そういう選手になれれば」と刺激を受けてきた。
この日は第1Qで自身を除く登録選手11人がプレー。厳しい立場だが「自分の実力を見ると当たり前」と謙虚に受け止めている。「挑戦はこれから。一喜一憂することなく、次の目標に向けてやっていく。勝利に貢献できる選手になりたい」。
バスケで本気で全国制覇を目指し始めた小学高学年の時に父親から送られた言葉がある。「感謝」「謙虚」「素直」「報恩」。感謝を忘れず夢の階段を上がっていくことが、支えてくれる人々への何よりの恩返しになる。
【河村勇輝はこんな選手】
☆生年月日など 2001年(平13)5月2日生まれ、山口県出身の23歳。中学の英語教師の父の仕事の都合で3歳までドイツで過ごす。6歳からバスケットボールに触れ、小学2年時から地元クラブに所属。福岡第一高では4度の全国制覇を経験。家族は両親と姉2人。身長1メートル73、72キロ。
☆Bリーグ 福岡第一高在学中の20年1月に特別指定選手として三遠に加入し、当時のB1最年少出場記録を更新。22年3月に東海大学を中退し、横浜BCとプロ契約。プロ1年目の22~23年にMVPと新人賞を受賞。
☆日本代表 22年7月のW杯アジア予選・台湾戦でA代表デビュー。23年W杯は司令塔として五輪切符獲得に貢献。今夏のパリ五輪では1試合平均20・3得点、7・7アシストと活躍。
☆イチロー バスケを始めるまで野球少年でイチローに憧れた。イチローの名言集を何度も読み「自分の意志を貫き通すストイックさに魅力を感じる」と心酔。
☆文武両道 福岡第一高時代は国公立進学コースで勉強に励んだ。東海大を中退する際は両親を説得。父から「自分で責任を取れるなら」と厳しい言葉で許可された。
【日本人のNBAデビュー戦】
☆田臥勇太(04年11月3日=サンズ)ホークスとの開幕戦に第4Q残り10分から途中出場。日本人初のNBAプレーヤーとなった。残り6分33秒にフリースローを2本決めて初得点。3点シュートも沈めるなど7得点を挙げ、112―82の勝利に貢献した。
☆渡辺雄太(18年10月27日=グリズリーズ)開幕5戦目のホーム・サンズ戦に第4Q残り4分31秒から出場。自ら獲得したフリースロー2本を決めるなど2得点2リバウンドをマークし、117―96の勝利に貢献した。
☆八村塁(19年10月23日=ウィザーズ)マーベリックスとの開幕戦に先発。試合開始2分36秒にゴール下に入り込み初得点を記録した。14得点10リバウンドの“ダブルダブル”を達成。先発でのNBAデビューは日本人初となった。試合は100―108で敗戦。
【祝福の声】
▼田臥勇太(宇都宮) NBA公式戦デビューおめでとうございます。これから米国でいろいろなことを経験していくと思いますが、一瞬一瞬を大切に、毎日の積み重ねを大事にしながら、河村選手らしく目標に向かってNBAのチャレンジを頑張ってください。
▼渡辺雄太(千葉J) おめでとう。(SNSに英語で投稿)
スポーツの2024年10月27日のニュース
-
慶大が今季初勝利「絶対に落としてはならない」 青学大下して残り3戦へ弾み
[ 2024年10月27日 19:35 ] ラグビー
-
【スケボー】15歳の猪又湊哉が初優勝 28年ロス五輪代表入りに名乗り
[ 2024年10月27日 19:26 ] スケートボード
-
貴闘力の鎌苅忠茂氏「YouTube、このままやらないかも」 栃木で道場建設とソバ打ちに没頭
[ 2024年10月27日 19:02 ] 相撲
-
アメフト立命大 QB竹田は「ドラ1効果」で決戦を制する 兄・祐がDeNAから1位指名
[ 2024年10月27日 18:18 ] アメフト
-
【東レPPO】青山、穂積組が日本勢6年ぶり優勝 青山は節目のツアー20勝目に涙
[ 2024年10月27日 17:55 ] テニス
-
岩井千怜「地元埼玉で優勝が今年の目標だった」地元で今季3勝目 樋口久子・三菱電機レディース
[ 2024年10月27日 17:43 ] ゴルフ
-
マークセンが2年ぶり大会2勝目 初日からの首位守り 福岡シニアオープン
[ 2024年10月27日 17:20 ] ゴルフ
-
野口みずきさんが選ぶ駅伝ドリームチームの豪華メンバーは?「いいライバルだった渋井ちゃんは…」
[ 2024年10月27日 16:35 ] 陸上
-
角田夏実が明かすパリ金に導いた“必殺技”を伝授した人物とは「魔法のように人を投げる」7年前から研究
[ 2024年10月27日 16:31 ] 柔道
-
笹生優花が68で日本勢トップの18位 殷若寧が今季3勝目
[ 2024年10月27日 16:28 ] ゴルフ
-
秋巡業全日程終了 27日間で25会場、照ノ富士は相撲を一度も取らず九州場所に不安残す
[ 2024年10月27日 16:19 ] 相撲
-
初出場の杉浦悠太が日本勢トップの6位 次戦米ツアーの出場資格を獲得「行きたい気持ちはあります」
[ 2024年10月27日 16:19 ] ゴルフ
-
ニコ・エチャバリアが米ツアー2勝目 杉浦悠太が日本勢トップの6位 ZOZOチャンピオンシップ
[ 2024年10月27日 15:44 ] ゴルフ
-
【柔道】塚田真希監督が日本橋三越でトークショー 監督就任の心境は?組閣の狙いは?
[ 2024年10月27日 15:42 ] 柔道
-
石川遼は最終日73 ショットで明るい兆しも「自分で発見はあった」
[ 2024年10月27日 15:04 ] ゴルフ
-
【ラグビー】元日本代表の鉄人FW伊藤剛臣がファンの声援に感謝「選手の大きな力になる」
[ 2024年10月27日 14:58 ] ラグビー
-
【東レPPO】パリ五輪金メダルの鄭欽文が初優勝 20年全豪覇者のケニンに快勝
[ 2024年10月27日 14:44 ] テニス
-
岩井千怜が地元・埼玉で今季3勝目、ツアー通算7勝目 樋口久子・三菱電機レディース
[ 2024年10月27日 14:33 ] ゴルフ
-
【全日本大学女子駅伝】立命大が9年ぶりV!!名城大は4位で8連覇ならず
[ 2024年10月27日 14:13 ] 駅伝
-
馬場咲希「勉強になった」ツアー最速優勝逃す 最終日は72通算5アンダーで終了
[ 2024年10月27日 14:06 ] ゴルフ
















