幕下16枚目の羽出山が6戦全勝で自身初の各段V王手「幕下優勝します」力強く宣言 33歳の朝興貴も全勝

[ 2024年9月19日 06:24 ]

大相撲秋場所11日目 ( 2024年9月18日    東京・両国国技館 )

旭海雄(左)を送り倒しで破る羽出山(撮影・松永 柊斗)
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 東幕下16枚目の羽出山(24=玉ノ井部屋)が旭海雄(24=大島部屋)との全勝対決を制して6連勝で幕下優勝に王手をかけた。

 立ち合いもろ手突きからいなしを交えて突っ張り、右でまわしをつかんで出し投げで崩して送り倒し。「引いてしまったけど、最終的に右(のまわしに手が)掛かってよかった」。低い体勢で上体が起きない旭海雄に対し、中に入らせないようにうまく対処した。

 東洋大時代に全日本選手権8強などの実績を残し、三段目付け出しで2022年春場所初土俵。デビュー2場所目の同年夏場所では6連勝から7番相撲に敗れて三段目優勝を逃していた。「まだ各段優勝したことないので、優勝したいですね。口に出しておかないと。幕下優勝します!」力強く宣言し、最後の一番へ気持ちを高めた。

 もう一つの幕下全勝対決は、西55枚目の朝興貴(33=高砂部屋)が勝ってこちらも6連勝。得意の突き押しで一気に前に出て夢道鵬(23=大嶽部屋)を押し倒した。過去に三段目優勝2回、序二段優勝1回の経験を持つベテランが、自身4度目の各段優勝に王手をかけた。13日目には、羽出山と朝興貴による幕下優勝を懸けた全勝対決が組まれることが予想される。

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