宝富士が幕内残留確実の7勝目!141年間も続く青森県出身幕内力士の歴史守り「役目は果たせた」

[ 2024年9月19日 07:15 ]

大相撲秋場所11日目 ( 2024年9月18日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所11日目>武将山(右)を押し出しで破る宝富士(撮影・松永 柊斗)
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 西前頭15枚目の宝富士(37=伊勢ケ浜部屋)が武将山(28=藤島部屋)を破り、幕内残留が確実となる7勝目を挙げた。

 得意の左を一瞬のぞかせて振りほどかれると、今度は差し手にこだわらず突き放してどんどん前に出て押し出し。「引いたらいつもついてこられるので」と積極的に前に出る意識で快勝した。

 支度部屋に戻ってくると、開口一番「残留ですね」と一言。勝ち越しを前に、まずは幕内残留を確実とする大きな白星に安どの表情を浮かべた。明治時代から141年も途絶えていない青森県出身の幕内力士も、ひとまず来場所も継続されることが濃厚に。自身を含め青森県出身の関取が常に意識しているという重みのある記録を守った。

 残り4日間の成績次第では、東前頭17枚目で現在5勝6敗の錦富士(28=伊勢ケ浜部屋)の勝ち越しや、西十両11枚目で10勝1敗の尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)の幕内復帰の可能性もある。その中で県勢関取最年長の37歳が最初に残留を確定させ「とりあえず自分の役目は果たせた」と胸をなで下ろした。

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