今場所2大関を撃破した王鵬が勝ち越し 熱海富士を肩すかしで破る

[ 2024年9月19日 17:30 ]

大相撲秋場所12日目 ( 2024年9月19日    両国国技館 )

<大相撲秋場所12日目>王鵬(左)は肩透かしで熱海富士を破る(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 西前頭2枚目の王鵬(24=大嶽部屋)は若手有望株対決で東前頭2枚目の熱海富士(22=伊勢ケ浜部屋)を肩すかしで破って8勝4敗とし、2場所連続の勝ち越しを決めた。自己最高位の今場所は琴桜、豊昇龍の2大関を撃破するなど活躍が目立つ。新三役を目指し、さらに星を伸ばしたいところだ。

 立ち合いは相手にやや踏み込まれたものの、左をおっつけてから差し、相手得意の右差しを許さない。次いで右もねじ込む。外四つでどんどん圧力を加える熱海富士に攻め込まれた土俵際、左ですくうような形の肩すかしで逆転勝ちした。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・旭富士の伊勢ケ浜親方は弟子の熱海富士について「あそこ(おっつけられて右を差せず、上手を取った場面)で腰を下ろして、もう一度、差しにいかないと」と指摘した。一方で自己最高位で勝ち越した王鵬に「少しずつ少しずつ地力がついている。足腰が良くなって土俵際の粘りが出ている」と評価した。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2024年9月19日のニュース