復帰2場所目の序二段・炎鵬が7年ぶりストレート勝ち越し 地元・石川は「大の里一色じゃない?(笑)」

[ 2024年9月14日 13:01 ]

大相撲秋場所7日目 ( 2024年9月14日    東京・両国国技館 )

<秋場所7日目>北洋山(右)を攻める炎鵬(撮影・郡司 修)
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 元幕内で脊髄損傷の大ケガによる長期休場から復帰2場所目の西序二段31枚目・炎鵬(29=伊勢ケ浜部屋)が北洋山(30=立浪部屋)を下して4連勝で勝ち越しを決めた。

 立ち合い右へ動かれたが、左を差して相手の小手投げをこらえると今度は左からおっつけて横から攻めて押し出した。相手の立ち合い変化は「頭になかった」という。「初めての対戦だったり顔と名前が一致しない人もいるから怖さもある。(自分が)動くことはあるけど、動かれることはあまりないので」と驚いていたが、予想外の動きにも慌てず対応。「落ち着いて取れました。しっかり稽古して体が動いている証拠かな」と振り返った。

 ストレート勝ち越しは、デビュー3場所目で三段目だった2017年秋場所以来7年ぶり。先場所は序ノ口の復帰戦で敗れていたこともあり「久しぶりですよね。日に日に気持ちを高めていって、どんどん良くなっているのでは」と手応えをつかんでいた。

 序二段の取組が行われる午前11時頃、大歓声で館内は大いに盛り上がった。現地だけでなく、地元・石川県でも炎鵬を応援する熱は高い。「大の里一色じゃないですか?」と冗談交じりに笑いながらも「少しでも誰かの目に入って、まだやってるんだなと応援してもらえればうれしい」と話した。

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