W杯8強フィジーが決勝進出でV2王手 日本vsサモアの勝者と対戦へ ラグビーPNC

[ 2024年9月14日 20:59 ]

ラグビー アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024 ( 2024年9月14日    東京・秩父宮ラグビー場 )

フィジー代表(AP)
Photo By AP

 環太平洋6カ国によるラグビーの国際大会パシフィックネーションズカップ(PNC)は14日、準決勝の第1試合が行われ、昨秋のW杯フランス大会8強のフィジーが米国に22-3(前半10-3)で勝ち、決勝に進出した。2年連続7度目の優勝を目指すフィジーは、日本とサモアが対戦する15日の準決勝第2試合の勝者と21日に決勝(花園)で対戦する。ノートライで敗れた米国は3位決定戦(21日、花園)に回った。

 1次リーグB組を日本に次ぐ2位で通過した米国が前半4分にPGで先制(3-0)。さらに敵陣で試合を進めたものの、ミスやPG失敗で追加点を挙げられなかった。2連勝でA組首位通過のフィジーは同23分、敵陣でのスクラムで圧倒して反則を誘い、ニュージーランド出身のSOマンツがPGを決めて3-3の同点。さらに26分、相手ゴール前でのカウンターラックでボールを奪い、No.8ザナカイバタが左中間へ抑えて10-3とリードを奪った。

 高い湿度でボールが滑りやすく、両チームともハンドリングエラーが続出した。それでもフィジーは後半11分、敵陣での右展開からWTBカラワレブが裏へ出て、大外で待っていたザナカイバタが2つめのトライを挙げた(17-3)。同15分にはフッカーのイカニベレ主将が危険なプレーでイエローカードを受けたが、まだ14人だった20分に自陣スクラムから左右へ展開。最後はW杯メンバーのSHロマニが右中間へ飛び込み、22-3と勝利を決定づけた。米国戦は00年6月から5連勝で通算6勝1敗とした。

 また、5位決定戦はトンガがカナダを30-17(前半19-10)で破り、今大会初白星を飾った。昨秋のW杯ルーマニア戦以来5試合ぶりの勝利で、カナダ戦は15年7月から5連勝で通算7勝5敗とした。トンガはモールを効果的に使って前半だけで3トライを挙げ、WTBタプエルエルが2トライ、オーストラリア出身のSOペレグリーニが2コンバージョン2PGで計10点をマーク。カナダは後半27分に17-22と5点差に迫ったものの、同30分にフランカーのフライヤーがイエローカードを受けたのが響き、今大会3戦全敗に終わった。

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