山下美夢有「メジャーで活躍したい」 走り込み、ベンチプレス…肉体改造が奏功し、念願の五輪切符!

[ 2024年6月25日 03:00 ]

米女子ゴルフツアー 全米女子プロ選手権最終日 ( 2024年6月23日    米ワシントン州サハリーCC=6731ヤード、パー72 )

米ツアー自己最高の2位に入った山下美夢有(AP)
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 2位で出た山下美夢有(22=加賀電子)が3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で回り、通算4アンダーでメジャー自己最高位の2位となった。大会後の世界ランキングで、今大会68位の笹生優花(23=フリー)とともにパリ五輪出場権を獲得する見通し。古江彩佳(24=富士通)は通算2オーバー、19位で五輪切符を逃した。渋野日向子(25=サントリー)は通算2アンダーの7位。梁熙英(ヤン・ヒヨン、34=韓国)が通算7アンダーでメジャー初優勝した。

 多くのギャラリーに囲まれた最終18番のバーディーパット。「気合で入れました」。決して簡単ではない2・5メートルを山下は強気に沈め堂々の2位。「この舞台でこの順位で戦えるというのも初めてだったので、凄いプラスになった」。五輪レースにも決着をつけ充実の表情を浮かべた。

 首位と2打差の最終日。2番でバーディーを先行させ、3番で1打差に迫った。しかし3~4メートルのチャンスを外し続けると、8番で第1打を左ラフに曲げ、バンカーでスタンスを取った第2打はグリーンに届かずダブルボギー。梁熙英と5打差に開いたが、最後まで粘り続けた。

 悔しさが22歳を成長させた。日本の女王として昨季はメジャー3試合出場も全英女子オープンの21位が最高。全英後のCATレディースは体調を崩して棄権した。「メジャーで活躍したい」との一心でオフは体づくりに時間を割いた。1メートル50の山下は飛距離が出ない分、精度と技術で勝負するが、タフなコンディションを戦い抜くには体力が必要だった。走り込みなど瞬発系トレーニングに励むのと同時に、ベンチプレスなども取り入れて筋力を強化。2年前の6月に59位だった世界ランクは15位以内も見えてきた。

 「パットやアプローチがまだまだ足りない」と課題を挙げつつ、日本女子4人目のメジャー制覇までの距離を「まだまだとは思わない」と手応えもつかんだ。休養を挟んで次戦は、7月11日開幕のメジャー、エビアン選手権。そして8月にはパリ五輪が控える。「出られるとなったら日本代表として頑張りたい」。同じ新世紀世代の笹生とともに、東京五輪銀の稲見に続く表彰台を目指す。

 ◇山下 美夢有(やました・みゆう)2001年(平13)8月2日生まれ、大阪府寝屋川市出身の22歳。大阪桐蔭高卒。父・勝臣さんの影響で5歳からゴルフを始める。19年プロテストは6位で合格。21年4月KKT杯バンテリン・レディースでツアー初優勝。22年、23年ともにツアー5勝を挙げて2年連続年間女王に輝いた。名前の由来は「美しい夢を持ってほしい」との願いと母・有貴さんの一文字を取って。1メートル50、52キロ。

 ▼19位古江彩佳 この試合じゃなくて、優勝争いしている時に勝っとけば…というのが一番あるかな。最後の試合が終わったので気を楽にしたい。(大会前は日本勢2番手も、逆転され五輪出場逃す)

 ▼7位西郷真央 今季ずっともどかしいパッティングが多かった中で、やっと入ってくれて凄く自信につながる1日だった。(31位からこの日ベストの67)

《渋野7位「悔しい」&「伸びしろ」》
 ○…4打差5位から逆転を目指した渋野は73と伸ばせず7位で終えた。「もう少しできたと思う瞬間が多かったので悔しい」。1打伸ばして迎えた7番パー4で第2打がバンカーにつかまるなどダブルボギーを叩き続く8番では3パットのボギーを喫して後退した。それでも、L・トンプソンや高真栄(コ・ジニョン)の実力者と最終日に同組で回り、メジャー2戦連続のトップ10入り。「伸びしろがあると感じる4日間。これからが楽しみ」と明るい表情だった。

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