渡辺雄太 パリ五輪へ闘志「目標にずっとやってきた」合宿、強化試合でも代表けん引

[ 2024年4月20日 11:57 ]

渡辺雄太
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 NBAで6季目のシーズンを終えた渡辺雄太(29)が20日、自身のSNSでライブ配信を行い、来季のBリーグ入りを表明した。複数の関係者の話を総合すると、既に20近いクラブが獲得に興味を示しており、争奪戦が繰り広げられることは必至だ。

 シーズン終盤、コートに立たなかった「個人的理由」について、この日「メンタル的なことでお休みをもらっていた」と説明した渡辺は、パリ五輪に強い意欲を示した。

 サンズから古巣グリズリーズに復帰後、コートに立つと体に力が入らなくなる症状に苦しみ、手首の負傷もあってシーズンは終了。メンタルケアを受け、現状について「メンタルは凄く回復している」とし、「五輪があるということで、練習はずっとやっていた。五輪はもちろん出る。五輪を目標にずっとやってきた。体の調子としてはむしろいい。五輪に向けてやっていけたらなというところ」と闘志を高めた。

 NBA選手はリーグ規定により、開幕4週間前からしか代表活動を認められていない。渡辺が来季もNBAでプレーする場合は日本代表合流が6月下旬になる見通しだったが、Bリーグに所属すれば、代表活動に対する制約はなくなる。渡辺は「(NBA選手は)代表活動28日前からしかできないルールがあったけど、合宿には参加できるし、強化試合を含めて、試合勘を戻したい部分もあるのでたくさん試合に出ると思う」と見通しを語った。

 ◇渡辺 雄太(わたなべ・ゆうた)1994年(平6)10月13日生まれ、香川県出身の29歳。香川・尽誠学園高時代に全国選手権で11年から2年連続準優勝。米ジョージ・ワシントン大を経て18年にグリズリーズと契約し、日本人2人目のNBA公式戦出場を果たした。21年東京五輪では日本代表の主将を務めた。妻はフリーアナウンサーの久慈暁子。身長2メートル6、98キロ。ポジションはスモールフォワード。

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