【競泳】北島康介氏「日本をけん引してくれた心強い後輩」入江の引退会見にサプライズ登場

[ 2024年4月3日 11:50 ]

北島氏(右)から花を贈られた入江(撮影・島崎忠彦)
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 競泳男子背泳ぎの入江陵介(34=イトマン東進)が3日、都内で会見し、自らの口で現役引退を発表した。「たくさんの方々のサポートを頂き、自分の力ではここまで来ることはできなかった。本当に感謝したい」と話した。

 競技生活のハイライトとしては、12年ロンドン五輪400メートルメドレーリレーでの銀メダルを挙げた。日本代表として「(北島)康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」との合言葉がメダル獲得につながった。

 その北島氏が会見場にサプライズ登場。「長い間、競技生活ご苦労様でした」と大先輩からねぎらいの言葉をかけると、入江は涙。「日本をけん引してくれた心強い後輩」と話した北島は「08年北京五輪は同部屋で僕も金メダルを獲りにいく緊張感もあって、陵介を気楽に生活させたかったのが心残り」とエピソードも明かした。

 北島の後に日本競泳界をけん引してきた入江は「若い選手がメダルを獲れる気持ちを持ってほしい。個人競技だけど、チームの色を出すことで全体が良い結果が出る競技。そういったところを忘れずにやってほしい」と現役選手たちへ思いを語った。

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