【ハンドボール】前監督の“無責任退任”から2カ月 男子日本代表新監督にオルテガ氏が7年ぶり復帰決定

[ 2024年4月3日 15:19 ]

<ハンドボール男子日本代表新監督発表会見>オンラインであいさつするオルテガ監督(撮影・島崎忠彦)
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 日本ハンドボール協会は3日、パリ五輪出場を決めている男子日本代表の新監督に、スペインリーグのバルセロナを指揮するカルロス・オルテガ氏(52)の就任を発表した。同氏は16、17年にも男子日本代表監督を務めており、7年ぶりの復帰となる。

 監督人事をめぐっては、前監督で21年東京五輪でも指揮を執ったダグル・シグルドソン氏が2月に突然の辞意を表明。その後にクロアチア代表の監督に就任するという異常事態が発生し、空位となっていた。日本協会ではあらかじめ作成していたロングリストから次期監督の候補者を選定。オルテガ氏に白羽の矢を立てた。

 東京都内で行われた発表会見にスペインからオンラインで出席した新監督は、「代表を率いるのを誇りだ。日本はアジア予選のし烈な戦いを勝ち上がった。みなさんと一緒に仕事をできるのを楽しみにしている」と抱負を述べた。新しい首脳陣の下での戦術の構築、代表選手の選考など課題は山積だが、「短期間で準備をしないといけない。スポーツである以上はタイトルを目指すが、仮に獲れなくても、(試合の)パフォーマンスなど話題になるようなチームをつくりたい」と意気込んだ。

 スペイン出身のオルテガ氏は現役時代もバルセロナで活躍し、同国代表として2000年シドニー五輪に出場し、銅メダルを獲得。本番まで4カ月。東京五輪では1次リーグ1勝4敗で敗退した彗星ジャパンを率い、ハンドボール大国での躍進を目指す。

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