【二所ノ関親方 真眼】尊富士 持ち前の速攻相撲生きる緻密な攻め

[ 2024年3月18日 04:33 ]

大相撲春場所8日目 ( 2024年3月17日    エディオンアリーナ大阪 )

竜電を押し出しで破る尊富士(撮影・井垣 忠夫)
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 快進撃を続ける尊富士は馬力型の印象が強いですが、意外と緻密なこともやれるんだと感心しています。

 竜電は手先の力が強く前さばきも上手ですが、尊富士が相手の上をいく理想的な攻めで攻略しました。しっかりとおっつけ、相手の肘をはね上げながら中に入った。土俵際もしっかり腕を抜きながら寄っていますし、相手に力を出させない攻めができていました。将来性を感じさせる取り口です。

 パワー一本では簡単には中に入り込むことはできない。細かいさばきがあるからこそ、持ち前の速攻相撲が生かされると思っています。幕内は手先の力が強い人ばかりですが、その反動を利用できるので逆に取りやすいのではないでしょうか。

 ただ一人全勝で折り返し後半は上位との対戦が組まれるでしょう。きょう9日目は阿炎戦。前さばきの力強さが優勝経験者にどこまで通用するか、楽しみな一番を迎えました。(元横綱・稀勢の里)

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