【柔道】谷亮子さん“母で金”に挑むアグベニェヌにエール「応援を力に変えて」

日仏女子柔道交流イベントにゲスト参加した谷亮子さん
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　今夏にパリ五輪を控える柔道女子の日本とフランスの代表選手らが国際女性デーの8日、東京都内の在日フランス大使公邸での交流イベントに参加。ゲストとして招かれた48キロ級で2連覇を含む4大会連続メダルの谷亮子さんは、史上初めて出場選手が男女同数となるパリ五輪に「長年語り継がれる素晴らしい大会になると思う」と期待を寄せた。

　谷さんは04年アテネ五輪で連覇を果たした後、出産を経て07年世界選手権で7度目の優勝を飾ると、08年北京五輪では銅メダルを獲得。自身と同様、21年東京五輪で金メダルを獲得後、出産を経てパリへ臨む63キロ級のクラリス・アグベニェヌに対し「出産してから一線級に戻る大変さは身をもって知っている。もちろん日本の選手にも頑張ってほしいが、たくさんの応援を力に変えてほしい」とエールを送った。

　当時は前例がない挑戦だったため、「初めてでモデルがなかった」と回想。「色んな思いを感じながら競技をしていた。合宿ではホテルを取り、母に来てもらって子供の面倒を見てもらった」と思い出を語る場面も。「私のころは結婚や出産をして続けるのが難しかった。今は自然に打ち込める。素晴らしいこと」と歓迎した。