琴ノ若 1敗死守で単独首位キープ! 照は大の里を退ける 大関・霧島、豊昇龍が意地の2敗で追う

[ 2024年1月25日 17:54 ]

阿武咲(右)をはたき込みで下した琴ノ若(撮影・久冨木 修)
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 大相撲初場所は25日、東京・両国国技館で12日目の取組が行われ、関脇・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)は阿武咲(27=阿武松部屋)をはたき込みで1敗を守った。優勝争い単独トップをキープし、大関昇進と初優勝へまた一歩前進した。

 前日には2場所連続で白星を2桁に乗せ「まだ終わっていないので、変わらず自分を信じて」と気を引き締め直していた。この日は阿武咲が足を滑らせ決着。盤石な取組で11勝目を挙げた。明日は結びの一番で横綱・照ノ富士との大一番を迎える。

 横綱・照ノ富士は結びで大の里と対戦。大の里の圧力に苦戦も、最後は土俵際で上手投げを繰り出し勝利。10勝目を挙げた。新入幕の大の里が金星獲得となれば、1941年夏場所の双見山(男女ノ川に勝利)、1973年秋場所の大錦(琴櫻に勝利)、14年秋場所の逸ノ城(鶴竜に勝利)に続く史上4人目の快挙だったが、照ノ富士が意地を見せた。

 大関・豊昇龍は、隆の勝を下手投げで下して10勝目。昇進後最速で2桁勝利に乗せ、大関の責任を果たした。前日は大の里と、日体大柏高(千葉)時代以来7年ぶりの対戦で貫禄を見せつけていた。「(優勝争いは)気にしてない。一日一番を大事にしていきたい」と語っていた通り、貫禄の取組を見せた。

 大関・霧島は玉鷲と対戦。はたき込みで2敗を守り逆転優勝を狙う。若元春は琴勝峰に寄り倒しで敗れ痛い4敗目を喫した。

 12日目を終え、1敗は琴ノ若ただ1人。2敗は照ノ富士、霧島、豊昇龍となった。

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