【宇良と一問一答】「遅くても昇進できたのが御の字」大ケガ乗り越えての新三役昇進に感慨

[ 2023年12月25日 21:51 ]

<宇良・番付発表>会見を終えて引き揚げる宇良(撮影・尾崎 有希)
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 日本相撲協会は25日、大相撲初場所(来年1月14日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。新三役昇進を果たした宇良(31=木瀬部屋)が両国国技館内で会見を行った。

 ――新三役昇進を果たしてどのような気持ち?
 「うれしいです。それだけです」

 ――三役という地位はどのようなイメージだった?
 「すごいところだと思ってました。自分は(三役に)なれないと思っていた。目指していたかというと目指したことのないところでもあったので、自分でも不思議な気持ちですね」

 ――何が三役昇進につながったか
 「日々諦めることなく稽古に励むことができたことが今日につながったと思います。一日一日やるべきことをやっていけたなと、自分の中で自信を持って言えます」

 ――幕内経験者が序二段まで落ちてから新三役昇進を果たすのは史上初
 「“俺が初めての人間になるんだ!”って頑張ったことはないです。評価していただく上でそういう情報を探していただいて、そこがうれしいです」

 ――31歳6カ月での新三役は平成以降5位の高齢記録
 「もっと早く…と言いたいところだけどそういう地位でもないので。遅くても、一度でも昇進できたのが御の字というか、そういう気持ちです」

 ――膝の大ケガを乗り越えながらの増量は難しい選択だった?
 「自分の持てる技術の中で幕内の土俵に立ち続けるには、体重を増やしていかないと体が持たないと感じた。太りすぎという声もあったけど、自分を信じて体を作り続けました」

 ――増量しても動きやスピードは変わらず?
 「遅くなってますよ。65キロとか100キロとかの時の方がスピードは速かったです」

 ――大きくなった体を使いこなせている手応えはある?
 「自分の中ではないですね。細かった期間が自分の相撲人生で長かったので。そう考えると、もとから体が大きくてそれを武器に戦ってきた人と比べて劣等感はあります。ぜいたく言うと、この体で高校生から頑張りたかったです」

 ――新三役場所での目標は
 「ケガなく15日間取り切ることと、お客さんが見て元気もらったと言ってもらえるような相撲を取ることが、自分の中での目標です」

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