坂本花織 史上10人目3連覇!圧巻ノーミスで“今季世界最高” 2位・千葉百音、3位に15歳の島田麻央

[ 2023年12月24日 21:15 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2023年12月24日    長野市ビッグハット )

演技を終え歓喜する坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 女子フリーが行われ、SP首位の坂本花織(23=シスメックス)が154・34点で合計233・12点をマークし、史上10人目の3連覇を達成。来年3月の世界選手権(モントリオール)代表に内定した。

 冒頭のダブルアクセルから序盤のジャンプは完璧。後半のジャンプも余裕を持って着氷、最終盤のトリプルループも成功。スピン、ステップともにすべて最高のレベル4を獲得。ノーミスで演技を終え、力強くガッツポーズを決めた。国際連盟(ISU)公認大会ではないため参考記録ながら、10月に自身がスケートカナダでマークした226・13点を上回り、今季世界最高点をたたき出した。

 初優勝したGPファイナルから2週間と疲労も残る中、SPでは78・78点をマーク。冒頭のダブルアクセル(2回転半)から全てのジャンプを成功。スピン、ステップもレベル4でそろえ、表現力を示す演技点でも群を抜いた。参考記録ながら、GPファイナルで自身がマークした77・35点を上回る“今季世界最高”のハイスコアで貫禄を見せていた。

 優勝で23年を締めくくり、「フリーは自分的にもどうなるかなという気持ちがすごくあった。でもなんとか最後まで大きなミスなく滑り終えたのでホッとしています」と安どの表情。「この3連覇を経て世界選手権が決まると思うので、気を抜かずにとにかく次の目標に向かって切り替えていければ」と早くも世界選手権に照準を合わせた。

 SP3位の千葉百音(木下アカデミー)が141・25点をマークし、合計209・27点で2位。15歳の島田麻央(木下アカデミー)が202・18点で3位に入った。

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