【レスリング全日本選手権】金城梨紗子が2年連続5度目V 五輪の道を断たれても戦う理由とは

[ 2023年12月24日 16:20 ]

レスリング全日本選手権最終日 ( 2023年12月24日    東京・国立代々木競技場第二体育館 )

<レスリング全日本選手権最終日>女子59キロ級で連覇を達成した金城梨紗子
Photo By スポニチ

 非五輪階級の女子59キロ級で、五輪2連覇の金城(旧姓川井)梨紗子(サントリー)が優勝した。金城は2年連続5度目の全日本制覇。昨年5月に出産した長女が見守る前で連覇を果たし、「出るからには勝ちたいと思っていた」と喜びを口にした。

 6月の明治杯全日本選手権は五輪階級の57キロ級で出場も、優勝を逃し、その後パリ五輪への道は断たれた。それでも「娘が生まれたから、弱くなったと思わせたくない」との思いから、まだまだ引退するつもりはない。「五輪への未練はない。金メダルを2つも持っているので」としつつ、「金城のつりパン(試合着)で海外に出たい」と来年4月のアジア選手権(キルギス)出場に意欲を示した。

 今大会では妹の川井友香子(サントリー)が68キロ級での五輪出場を目指して出場も、優勝に届かず夢を絶たれた。この日はセコンドでサポートに回った妹に対しては、「妹の分まで戦うというよりは、姉として見せたいものがあった。今回の試合で、戦う姿を見せられたと思う」と胸を張った。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年12月24日のニュース