山本草太、ノーミスで94・58点で2位発進「苦しい日もあった」山田満知子コーチと歓喜の抱擁

フィギュアスケート全日本選手権第1日 （ 2023年12月21日    長野市ビッグハット ）

全日本選手権男子SP、演技する山本草太（撮影・小海途　良幹）
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　男子SPが行われ、山本草太（中京大）が94・58点をマークして2位発進した。

　SP「カメレオン」の乗り、冒頭で4回転―3回転の連続トーループを成功。4回転サルコーも決め、トリプルアクセル（3回転半）も成功させると右拳を握りしめる。そのままノーミスで演技を終え、右手でガッツポーズ。山田満知子コーチと抱き合って喜んだ。

　「今日の全日本まで、良い練習を積めている日もあれば、苦しい日もあった。今シーズンは大きな試合でノーミスがなかったので、SPでノーミスができて良かった」

　11月のGPシリーズ第4戦中国杯では思うような演技ができず、6位に沈んだ。あまりの悔しさから気持ちを整理することに苦しんだが、日本一を決める舞台で会心の演技を披露。「フリーも笑顔で終わりたい」と次へと視線を向けた。