【甲子園ボウル】関学大・大村監督 史上初の6連覇に「実感はないですけど…」

[ 2023年12月17日 18:45 ]

第78回毎日甲子園ボウル   関学大61ー21法大 ( 2023年12月17日    阪神甲子園球場 )

<法大・関学大>優勝監督インタビューを受ける関学大・大村監督(撮影・北條 貴史)
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 いつものように、あまり表情を変えず、歴史的瞬間を迎えた。関学大にとって34回目の学生日本一は、史上初となる6連覇。快挙の興奮を声のトーンに乗せることなく、大村和輝監督はインタビューに応じた。

 「学生が本当によく頑張ってくれた。オフェンスはラッキーもあったけど、パスをしっかり決めて、いい形になった。今年の中でも、いい試合。6連覇? 実感はないですけど、記録を残すといいう意味では良かった」

 順調に思えたV6ロードに、思わぬ「バグ」が発生したのはリーグ最終戦だった。秋の関大戦で13年ぶりに喫した黒星は、指揮官にとって20年1月の就任以来、初めて学生の試合で敗れる屈辱。立命大を含めた3チームが6勝1敗で並び、LB海崎琢主将の引いた「確率33%」のクジで辛うじて命運がつながった。

 「引き、強っ、と思いました」。直後は冗談めかした大村監督も、もちろん幸運を手放しで喜んだだけではない。翌日から2日間、関大戦で出た反省点だけを徹底的につぶす練習を課した。「相手DLがつぶれて、中がグチャグチャになっても、できるプレーが遂行できていない。そこは強度を上げて、しっかりやりました」。想定外をなくすのがファイターズの強さであり伝統。予期しなかった1敗が、数少ない王者の死角を消した。

 部員との対話を重視し、午前9時から各パートのリーダーと実施するミーティングが1日のスタート。海崎主将は「監督と話をすると、情報の多さ、知識の深さに圧倒されます」という。就任から一度も学生日本一のタイトルを渡さず、現在の4年生は頂点に立ったままヘルメットを置く。終わりの気配さえ見えない「黄金時代」はどこまで続くか。

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