【GPファイナル】坂本花織が涙の初制覇!「ライバルは過去の自分。打ち勝てた」 吉田陽菜が表彰台

[ 2023年12月9日 21:05 ]

フィギュアスケート・GPファイナル ( 2023年12月9日    中国・北京 )

<グランプリファイナル最終日>女子フリー、優勝し笑顔の坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 女子フリーが行われ、坂本花織(23=シスメックス)が初制覇を果たした。

 中盤のジャンプでミスが出たものの、貫禄の滑走を見せ、148・35点。合計225・70点をマークし、悲願の初優勝を飾った。得点が出た瞬間、坂本は涙をぬぐって感激の表情を浮かべた。8日のショートプログラム(SP)では余裕のあるジャンプで、着氷も安定感抜群。圧巻の演技で今季世界最高点をたたき出していた。

 「力入ったのでフリップ失敗して、あ、ヤバ!って思っちゃったんですけど…あとにダブルつけるコンビネーションだったので、あとでリカバリーできるなって。それで目覚めて、やっと切り替えられた。昨年とは全く違う気持ちでここに立ててるのがすごく嬉しいです」と満面の笑み。

 昨年はSP首位からフリー5位の悪夢を味わっていただけに「自分に勝ちたい、ライバルは過去の自分。自分に打ち勝てたのがすごく嬉しかった」と晴れやかな表情を浮かべた。

 「弱い部分があるからこそ、そこから這い上がろうと思って頑張ることが出来る。それを乗り越えることでより一層強くなれるのかなと身をもって感じた。これからの糧になるなと思いました。(自分に)よくやったって言いたいです」と自らをねぎらった。

 初出場でSP4位の吉田陽菜(18=木下アカデミー)はトリプルアクセルで着氷させるなど、ノーミスの演技。フリーは自己ベスト更新の142・51点、合計203・16点をマークして3位に入り、表彰台となった。

 同5位の住吉りをん(20=オリエンタルバイオ・明大)はフリー121・76点で合計180・39点だった。

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