落語と大相撲のコラボ実現 九州場所で十両復帰の勇磨と床雄が寄席で髪結い実演

[ 2023年10月3日 21:56 ]

高座で髪結いを実演する床雄と勇磨
Photo By スポニチ

 大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で十両復帰を決めた勇磨(25=阿武松部屋)と床雄(26=同)が3日、東京中央区のお江戸日本橋亭で開催された「落語大相撲円雀場所」にゲスト出演した。

 落語家の6代目三遊亭円雀が主催する大相撲と落語のコラボイベントで今回が6回目。過去には佐田の富士(現出来山親方)、翔猿、行司の木村銀治郎らが出演し、大相撲の魅力を発信してきた。

 今回は「床山さんを知ろう」のサブタイトルのもと、高座で髪結いを実演。普段なかなか見ることができない髪結いを間近で見た客席からは感嘆の声も上がった。床雄は紙を結いながら、使用するくし、鬢付け油の説明や大銀杏(おおいちょう)の結い方などを解説。「難しい髪は」「はさみは使いますか」など客席からの質問にも応じるなど終始和やかな雰囲気で行われた。

 自身の落語ファンで、この日は大好きな柳家喬太郎の出囃子「まかしょ」で登場した床雄は「高座に上がれてうれしかった。なかなかこういう場所で結う機会もないので良かった。少しでも床山の仕事を知ってもらえれば」と話し、勇磨は「緊張した。来場所はまずは勝ち越しを目指して頑張りたい」と抱負を述べた。

 この日はものまねタレント、講談師ら出演者が大相撲を題材にした芸を披露。「阿武松」「半分垢」を演じた円雀師匠は「たくさんの方に見てもらった。10、11月は九州で開催します。今後も継続して大相撲の魅力を伝えていければ」と話した。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年10月3日のニュース