【ラグビーW杯】兄弟スクラムで2大会連続の8強後押し 桜の絆だ!PRミラー「FW陣はブラザーフッド」

[ 2023年10月3日 04:43 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―アルゼンチン ( 2023年10月8日    ナント )

練習をするミラー(左)とヴァル(撮影・篠原 岳夫)
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 日本代表は2日、1次リーグ最終戦となるアルゼンチン戦(8日、ナント)に向け、ベースキャンプ地のトゥールーズで調整した。プロップのクレイグ・ミラー(32=埼玉)らFW陣は報道陣に公開された約15分間でタックルを入念に確認。バックスでは右ふくらはぎを痛めて第3戦を欠場したSH流大(31=東京SG)が参加せず、近くで見守った。1日には2試合が行われ、C組のオーストラリアがポルトガルに34―14で勝利し、2勝2敗の勝ち点11で8強入りへ望みをつないだ。

 新たな合言葉を胸に、2大会連続8強入りへ一丸となる。ミラーは練習後の会見で、強豪アルゼンチン撃破のポイントにセットプレーを挙げ、FW陣のテーマを「ブラザーフッド」と明かした。「兄弟のような間柄」を意味する言葉。この日のミーティングで発案したというミラーは「兄弟のようなつながりで連係し、ハードワークする」と強調し、FW8人でまとまる重要性を説いた。

 対するアルゼンチンのFW陣はセットプレーで抜群の安定感を誇る。今大会のラインアウトで計47回のうち失敗はわずか4回、スクラムも計18回で失敗は3回だけだ。スクラム担当の長谷川コーチは「姿勢を崩しても無理やり押してくる。押し合うだけの勝負なら負けてしまう」と分析。個々の能力が強い相手に対抗するため、スクラムを組むFW8人の距離や体勢の維持が鍵を握る。ヴァルは「8人によるジャパンスクラムを意識する」と言葉に力を込めた。

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