木下裕太 37歳男泣き5年ぶりV「まさかのご褒美」金谷、星野との接戦制した

[ 2023年10月2日 04:42 ]

男子ゴルフ バンテリン東海クラシック最終日 ( 2023年10月1日    愛知県・三好CC西C=7300ヤード、パー71 )

東海クラシックを優勝し、カップを手に笑顔の木下裕(撮影・椎名 航)
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 木下裕太(37=光莉リゾート&GOLF)が5年ぶりのツアー2勝目を挙げた。首位で出て67で回り、通算15アンダーで18年マイナビABC以来の優勝を飾った。ホストプロの星野陸也(27=興和)が1打差の2位。金谷拓実(25=Yogibo)は通算13アンダーの3位に終わった。

 勝利の女神はチャレンジャーに優しかった。3人が首位に並んで迎えた難易度5番目の17番。金谷と星野は安全にフェアウエーキープを優先し1Wを持たなかった。しかし木下裕は「刻んだら僕の飛距離ではバーディーを狙えない」と果敢に1Wを振り抜く。残り118ヤードを9Iで3メートルにつけバーディーを奪って5年ぶりの勝利をつかんだ。

 「日本で1、2位と言っても過言ではない選手に真っ向勝負で勝てて凄い自信になります」。三好CCは昨年9位に入って、賞金ランク70位のシード圏内に滑り込んだ相性の良いコースだった。「グリーンが速くてきれいなので読みやすい。ここに来るとパットが良くなります」。4年前から腰痛に悩まされ「若い頃のように100%で振れなくなっている」と振り返るが、今週はショットもパットも好調だった。

 07年にプロ転向。ゴルフショップでアルバイトをして生計を立てていた時期もあった苦労人は「賞金シードを獲れるかビクビクしていたのに…。本当にまさかのご褒美」と18番グリーンで男泣きしていた。

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