【バスケW杯】渡辺雄太 40分フル出場でつかみ取ったパリ五輪切符「さいこー!パリ行くぞー!」

[ 2023年9月3日 00:36 ]

バスケットボール男子W杯順位決定リーグO組   日本80ー71カボベルデ ( 2023年9月2日    沖縄アリーナ )

渡辺雄太公式インスタグラム(@yutawatanabe12)から
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 バスケットボール男子W杯順位決定リーグO組で、日本(世界ランキング36位)がカボベルデ(同64位)を相手に前半から河村勇輝(22=横浜BC)と富永啓生(22=ネブラスカ大)の“22歳コンビ”が躍動。渡辺雄太(28=サンズ)、ジョシュ・ホーキンソン(28=SR渋谷)がフル出場して80ー71で勝利。日本史上初のW杯3勝目を挙げ、自力では76年のモントリオール五輪以来、48年ぶりとなるパリ五輪出場切符を獲得した。

 試合後に渡辺雄太(28=サンズ)は自身のインスタグラムで勝利後の記念撮影写真とともに「さいこーーー!!! パリ行くぞーーー!!!」と喜びを表現した。

 歓喜の瞬間が訪れた。勝利のブザーが鳴り響くと、渡辺はコート上でユニホームで顔を隠して人目をはばからずに涙を拭った。

 今大会前には「代表引退」も辞さない覚悟を口にしていたが「あんなこと言った手前、正直不安もめちゃくちゃありました。もしかしたら、本当に今回が最後になるんじゃないかと。グループも大変でしたし」と本音を明かした。

 それでも、チーム全員でつかみ取ったパリ五輪切符。「みんな本当にしんどい時でも…みんなが頑張ってくれた。本当にみんなのおかげ。感謝してます」とあふれ出る涙をこらえきれなかった。

 今大会に代表引退を懸け、並々ならぬ思いで挑んだ渡辺が大黒柱としてチームを支え続けた。カボベルデ戦前まで、今大会1試合平均33・8分出場し、17・3得点。開幕直前に右足首を捻挫して満身創痍(そうい)の中、チームで最も長くコートに立った。カボベルデ戦では40分フル出場で戦い抜いた。

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