【バスケW杯】日本、パリ五輪出場権獲得!自力では48年ぶり 河村&富永が躍動、全員で掴み取った

[ 2023年9月2日 21:51 ]

バスケットボール男子W杯順位決定リーグO組   日本80ー71カボベルデ ( 2023年9月2日    沖縄アリーナ )

試合中にコミュニケーションを取る渡辺雄太と富永啓生(手前/ロイター)

 バスケットボール男子W杯順位決定リーグO組で、日本(世界ランキング36位)がカボベルデ(同64位)を相手に前半から河村勇輝(22=横浜BC)と富永啓生(22=ネブラスカ大)の“22歳コンビ”が躍動。渡辺雄太(28=サンズ)、ジョシュ・ホーキンソン(28=SR渋谷)がフル出場して80ー71で勝利。史上初のW杯3勝目を挙げ、自力では76年のモントリオール五輪以来、48年ぶりとなるパリ五輪出場切符を獲得した。

 この日のスタメンは河村、渡辺雄、ホーキンソン、比江島慎(33=宇都宮)、馬場雄大(27)、と1次リーグのオーストラリア戦、順位決定リーグのベネズエラ戦と変わらない5人となった。

 第1クオーターは大黒柱の渡辺雄のダンクシュートがチーム最初の得点となった。相手の反則も誘って3点プレーを成立。このクオーターだけでホーキンソンが7得点を挙げるも、17―19とリードを許して終了した。

 第2クオーターは“司令塔”河村とホーキンソンの3点シュートで勢いをつけて勝ち越しに成功。そしてここまでのうっぷんを晴らすかのように富永啓生(22=ネブラスカ大)が躍動。3本の3点シュートを決めるなどこのクオーターだけで13得点を挙げ、前半チームトップ16得点をマーク。河村も12点をマークして、“22歳コンビ”がチームの半分以上の得点を稼いで前半は50ー37と今大会初めてリードして折り返した。

 第3クオーターになっても日本の勢いは止まらず、ホーキンソンは3点シュート1本を含む8得点、富永も2本の3点シュートを決めて6得点の活躍でリードを18点に広げた。

 第4クオーターは残り2分48秒まで0―13のランなど3点差まで詰め寄られる場面もあり、タイムアウトではトム・ホーバス監督がタイムアウトで喝を入れた。残り49秒でホーキンソンがレイアップを決めて、相手の反則を誘って3点プレーを成立。その後に3点シュートを決めた最後まで後まで油断せずにチーム全員が躍動して目標であったパリ五輪出場権を掴み取った。

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