日大アメフト部 リーグ戦発表会見には参加せず 関東学生連盟理事長は「今の問題を解決するのが先決」

[ 2023年8月28日 18:19 ]

 関東学生アメリカンフットボール連盟は28日、都内で23年度シーズンの記者発表会見を開催。部員が違法薬物を所持したとして逮捕されたことで「当面の間の出場資格停止」処分を受けている日大は欠席し、1部リーグTOP8の会見は日大を除く7チームの監督やヘッドコーチ、主将らによって行われた。

 日大アメフト部は5日に覚醒剤取締法違反と大麻取締法違反の疑いで逮捕された3年生部員のほかに、4人の部員が警視庁の任意聴取を受けたことが判明。22日には東京都中野区の寮が再び家宅捜索を受けた。会見後に対応した関東学生連盟の広田慶理事長は「日大さんからの報告を待ちつつ、今の問題を解決するのが先決」と話した。

 日大は9月2日の法大との開幕戦は中止。以降は各試合日の1カ月前をメドに、再発防止策策定などの4項目をクリアしたと判断された場合、「参考試合」としてリーグ戦出場が可能となっている。

 この日の会見では途中参加するチームについては

 ・出場表明期限は各試合の1カ月前とする

 ・途中から参加したチームが出場する試合は「参考試合」とし、勝敗はカウントされない

 ・「参考試合」の対戦校は負傷者続出などチーム事情によっては「参考試合」を行わなくてもよい

 ・チャレンジマッチの扱いは理事会で議論し決定する、などと説明がなされた。

 23年度リーグ戦パンフレットには選手紹介ページの記載がない日大に対し、立大の中村剛喜監督は「自分が学生時代から日大フェニックスを倒すことだけにかけてきた尊敬すべき相手。一日も早く正しい姿で戻ってきてもらいまた一緒に戦いたい」と訴えた。

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