【豊昇龍大関昇進伝達式】立浪親方「良い弟子を持った」師匠として初めての大関誕生に感無量

[ 2023年7月26日 16:57 ]

大関昇進の伝達を受け口上を述べる豊昇龍。右は立浪親方
Photo By 代表撮影

 日本相撲協会は26日、愛知・ドルフィンズアリーナで臨時理事会を開き、名古屋場所で初優勝を果たし直近3場所で合計33勝を挙げた豊昇龍(24=立浪部屋)の大関昇進を満場一致で決定した。

 豊昇龍の師匠・立浪親方(元小結・旭豊)は、部屋を継承してから25年目で初めての大関誕生に「うれしいの一言ですね。感無量です」と喜びを表した。豊昇龍の叔父の元横綱・朝青龍とは「この子は大関、横綱になる器だ」と入門前から話していたという。あれから5年半。「この優勝によって、大関は通過点だなと確信した。なんかそういうオーラがある」。成長に目を細め、近い将来横綱になることを期待した。

 この日、口上で緊張していた愛弟子の姿に「途中で止まったから心配でしたよ」と苦笑い。その後の会見では終始笑顔を見せ「こういう瞬間を楽しませてもらっています。良い弟子を持った」と師匠冥利(みょうり)に尽きる様子だった。

 立浪部屋は、かつて昭和の大横綱・双葉山や羽黒山を輩出した名門。同部屋としては、先代(元関脇・安念山)が師匠を務めていた頃の86年初場所で昇進した北尾(のちの横綱・双羽黒)以来の大関誕生となった。現師匠は「応援しがいのある部屋を、と日頃から思っているので、少しでも喜んでいただけてよかった」と“名門復活”に安堵(あんど)した。

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