【玉ノ井親方 視点】豊昇龍は重圧の中でもさすがの冷静さ

[ 2023年7月24日 05:28 ]

大相撲名古屋場所千秋楽 ( 2023年7月23日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

<大相撲名古屋場所千秋楽>優勝決定戦を制し、目元を拭い土俵を下りる豊昇龍(撮影・椎名 航)
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 大変な重圧の中で最後まで冷静に取り切った豊昇龍はたいしたものだ。

 決定戦は四つに組めなかったが、下からさぐりにいく動きで北勝富士をけん制。まわしにこだわる姿勢を見せたことで、嫌がった相手を消極的に引かせた。

 本割の伯桜鵬戦も狙い通りの展開。張り差しにいって相手の動きを止めると、右上手を取ってすぐに投げた。組めば勝てる自信があったのだろう。あえて張り差しにいって伯桜鵬の左差しを誘った。注文通りの相撲内容だった。

 北勝富士も伯桜鵬も敗れはしたが、今場所は十分な成績を残した。特に伯桜鵬は経験が浅いため、豊昇龍の張り差しに自分の相撲を取りきれなかった。ただ近い将来の大関候補であることは間違いない。

 大関獲りが期待された大栄翔と若元春は終盤、消極的な取り口で失速したのが残念だった。うかうかしているとすぐに下から突き上げられるだろう。(元大関・栃東)

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