【世界水泳】瀬戸大也 銅で競泳陣メダル1号!北島超え個人種目通算9個目「母国開催で…良かった」

[ 2023年7月23日 21:32 ]

水泳世界選手権第10日 ( 2023年7月23日    福岡 )

<世界水泳 第10日目 男子400メートル個人メドレー 決勝>世界記録を樹立したマルシャン(右)と抱き合う瀬戸(撮影・平嶋 理子)
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 男子400メートル個人メドレー決勝で、瀬戸大也(CHARIS&Co.)が4分9秒41で銅メダルを獲得した。これで通算9個目とし、個人種目では8個で並んでいた北島康介を抜いて日本勢単独最多となった。優勝は21歳のレオン・マルシャン(フランス)で4分2秒50の世界新記録を樹立。マイケル・フェルプスが08年北京五輪でマークした最古の世界記録(4分3秒84)を大幅に更新した。

 「タイムは思ったより出なかったけど、最後なんとかメダルが取れて良かった。準備ができた中で、納得したレースはできなくて悔しいけど、母国開催で銅メダルがとれて良かった」

 今大会は「過去の自分を超えたい」と自己ベスト4分06秒09を上回るタイムを最低目標に設定。萩野公介が16年リオデジャネイロ五輪で記録した4分6秒05の日本記録の更新を視野に入れていた。

 来夏のパリ五輪での金メダルを目指し、22年3月から加藤健志コーチ(57)に師事。16年リオデジャネイロ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵さんを育てたコーチの下で厳しい練習に耐えてきた。

 東京五輪前とは競技に向き合う姿勢が全く違う。過去には海外遠征にスケボーを持って行くなど練習以外の時間を充実させることに注力してきたが、現在は水泳漬けの日々を送り、オフは休養を最優先する。ハンバーガーなどのジャンクフードを平気で食べていた食事も改善。栄養バランスを気遣い、サプリメントも欠かさない。

 6月の米アリゾナ州・フラッグスタッフでの高地合宿では標高約2100メートルの環境でスピードを徹底強化した。オフの日には同地に拠点を置くマラソンの大迫傑(32=ナイキ)と会食やサウナで交流。早大の3学年上の先輩から競技への向き合い方などを聞き、刺激を受けた。

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