【世界水泳】女子高飛び込みで三上紗也可 パリ五輪出場権確実「ホッとした」3位で決勝「歴史つくりたい」

[ 2023年7月20日 15:51 ]

水泳世界選手権第7日 ( 2023年7月20日    福岡 )

<世界水泳 第7日目 女子3メートル飛び込み 予選>パリ五輪が内定した三上紗也可(撮影・平嶋 理子)
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 女子高飛び込み準決勝が行われ、三上紗也可(22=日体大)が340.55点で3位となり、上位12人による21日の決勝に進出し、パリ五輪出場権獲得を確実にした。決勝で1本目のダイブをした時点で、日本水連の定める条件をクリアして代表に内定。東京五輪に続く2大会連続の五輪出場となる。予選を2位通過し、18人中17人目に登場。4本目に女子では世界でも数人しかできない大技5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)を飛ぶなど難易度の高い演技を披露した。

 3位で決勝進出を決めた三上は「安心した…ホッとした気持ちでいっぱいです」と笑顔で準決勝を振り返った。明日の決勝に向け「しっかり一本一本集中して、歴史をつくりたいと思います」と力強く宣言した。

 前回22年世界選手権ブダペスト大会で金戸凜(セントラルスポーツ)と組んだ女子シンクロ板飛び込みで2位となり、飛び込みの日本勢で史上初となる銀メダルを獲得した。今大会の目標は個人種目での表彰台。前回大会の決勝は2位で迎えた最終5本目のジャンプで失敗して7位に終わっており、1年前のリベンジを期して決勝の舞台に立つ。

 ◇三上 紗也可(みかみ・さやか)2000年(平12)12月8日生まれ、鳥取県出身の22歳。小学2年から飛び込みを始める。米子南高、日体大。94年広島アジア大会銅メダリスト・安田千万樹コーチの指導を受ける。21年の東京五輪は16位で準決勝敗退。世界選手権は19年光州大会の3メートル板飛び込みで5位、22年ブダペスト大会は3メートル板飛び込み7位、金戸凜と組んだシンクロ板飛び込みでは銀メダルを獲得した。ボクシングの入江聖奈は小、中学の同級生。身長1メートル55。

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