元幕内・照強が8場所ぶりの勝ち越し「まずは病気を治さないと」体重20キロ減…糖尿病と闘う日々

[ 2023年7月20日 14:48 ]

大相撲名古屋場所12日目 ( 2023年7月20日    愛知・ドルフィンズアリーナ )

<名古屋場所12日目>上手投げで出羽ノ龍(手前)を破る照強(撮影・成瀬 徹)
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 幕内経験者で東幕下12枚目の照強(28=伊勢ケ浜部屋)が出羽ノ龍(22=出羽海部屋)を下して4勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。

 立ち合い右へ動いた照強が出羽ノ龍の左腕を手繰って右へ回り込んでいき、土俵際で右上手を取って上手投げ。同時に体を預けられ、軍配は相手に挙がったが、右肘が先に着いており差し違いで照強の勝ち。「感覚的には勝っていた」と土俵際しっかり残っての逆転技が決まった。

 これで、幕内だった昨年春場所以来8場所ぶりの勝ち越し。その間には、幕内で31年ぶりとなる15戦全敗の不名誉な記録を残すなど不調が続き、東幕下12枚目まで番付を落としていた。

 主な原因は糖尿病。「病気もあるし、体重も落ちている。まずは病気を治さないと」。3年前の幕内で活躍していた頃120キロあった体重は、現在100キロを切っているという。「まだ万全ではない。やっぱり軽いとキツい」。本来の力を発揮できないもどかしさを抱えながらも、必死の土俵で1年半ぶりとなる勝ち越しの味をかみしめた。

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