乾 2位に25点差 貫禄の2大会連続2冠 AS女子ソロFR世界一のソリスト実力示した 

[ 2023年7月20日 04:45 ]

水泳世界選手権第6日 ( 2023年7月19日    福岡 )

決勝での演技を終え、力強く抱き合う乾(左)と井村コーチ(撮影・平嶋 理子)
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 アーティスティックスイミング(AS)の非五輪種目女子ソロ・フリールーティン(FR)決勝で、乾友紀子(32=井村ク)が254・6062点で優勝した。テクニカルルーティン(TR)との2大会連続2冠は09、11年大会のナタリア・イシェンコ(ロシア)に続く史上2人目の快挙。今大会AS日本勢4個目の金メダルとなった。飛び込み女子高飛び込み決勝で荒井祭里(22=JSS宝塚)は288・85点で11位となり、パリ五輪代表に内定した。

 表彰台の真ん中で、乾が涙した。2位のオーストリア選手に25点以上の差をつけて圧勝し「前回は信じられなかったが、今回2回目の頂点に立って実感が湧いた。グッときました」と声を震わせた。水泳世界選手権通算4個目の金は競泳の瀬戸に並ぶ日本勢の最多タイだ。

 有力選手が技の成功が認定されずに最低評価となるベースマーク(BM)を多発する中、乾は新ルールで4大会10演技を行い一度もBMがない。練習ではスロー再生で演技の映像を確認する井村コーチから「これはベースマーク」と何度も言われながら、動きを確認。「金メダルを獲れたのは世界一のコーチのおかげ」と感謝した。

 今大会は21年の開催予定だったが、新型コロナの影響で延期された。集大成と位置づけた自国開催の世界舞台を終え「だいぶ待たされたけど、粘って出た意味があった」。今後は「福岡のことまでしか考えていなかった」と白紙を強調した。来年2月には世界選手権カタール大会が開催される。3大会連続の2冠へ挑戦するのか。世界一のソリストの決断が注目される。(木本 新也)

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