100m障害・寺田明日香「タイムを狙いたい」パリ五輪参加標準切り意欲　鵜沢飛羽は「記録より順位」

羽田空港で取材に応じた寺田明日香
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　12日開幕の陸上アジア選手権（タイ・バンコク）に出場する女子100メートル障害日本選手権女王の寺田明日香（ジャパンクリエイト）と男子200メートル同王者の鵜沢飛羽（とわ、筑波大）が10日、出発前の羽田空港で取材に応じた。

　寺田は09年以来14年ぶりの舞台で初優勝を狙う。「久しぶりの海外レース。楽しんでやれたら。前回2位だったので今回は優勝を目指す」と語った。既に夫と長女・果緒ちゃんも現地入りして応援態勢もぱっちり。高いモチベーションで臨む。

　8月の世界選手権（ハンガリー・ブダペスト）の参加標準12秒78突破を狙い、有効期間に入った24年パリ五輪の参加標準12秒77切りも視野。「12秒77は難しくはない」と前向きで「今回はタイムを狙いたい」と話した。

　初めて日の丸のユニホームで疾走する鵜沢は「記録よりも順位。まずはアジアを獲りたい」と目標を口にした。日本選手権決勝で20秒32の自己記録で初優勝した伸び盛りの20歳。世界ランキングで8月の世界選手権出場圏内でもあり「自分の走りをするだけ。パリも世界選手権も見据えてやる」と確かな自信を胸にアジア舞台に挑む。