「道産子」小祝さくら 4年越しリベンジ!地元初V 20年ニトリL2位…「本当にうれしい」

[ 2023年7月10日 04:33 ]

女子ゴルフツアー ミネベアミツミ・北海道新聞カップ最終日 ( 2023年7月9日    北海道 真駒内CC空沼C=6611ヤード、パー72 )

優勝カップを手に笑顔を見せる小祝さくら(撮影・会津 智海)
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 首位から出た小祝さくら(25=ニトリ)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算12アンダーで今季初優勝を飾った。ツアー通算9勝目は、故郷・北海道での初勝利となった。初日93位からスタートした穴井詩(らら、35=GOLF5)が68をマークし、2位。最終組でプレーした北海道出身の菊地絵理香(34=ミネベアミツミ)は70で2位、宮沢美咲(20=HESTA大倉)は75で5位だった。

 14番で1メートルを外してボギーとし一時は2打差まで詰め寄られるも、小祝は冷静だった。「ボギーが続くと流れが最悪になるので、(15番の)ティーショットは集中力MAXで打った」。会心の一打が流れを変える。17番で6メートルを沈め、優勝を引き寄せるバーディー。「そこ(15番)から完璧なショットがたくさんあった。逆にどんだけ集中力なくプレーしてたんだ」と“小祝節”で笑い飛ばした。

 フェアウエーが狭く、北海道特有の洋芝が牙をむく難コース。その中で4日間を通じてセカンドショットの正確性が光った。北広島市出身で、ジュニア時代からなじみのある洋芝を攻略。「元々やっていたのは生きた」と“ホーム”の強みを生かした。

 今年から東京で1人暮らし。「25歳になったので自立というか…いろいろと今は勉強中」と話す。栄養バランスの取れた食事を心がけており、現在は自炊に奮闘中。試合後はすぐに実家ではなく自宅へ戻ると明かし「自炊すると思います。焼き魚が食べたいな」とマイペースぶりは最後まで全開だった。

 20年のニトリ・レディースは一歩届かず2位。生まれ故郷での優勝は目標だった。4年越しのリベンジを「凄く長く感じたんですけど、本当にうれしい」と喜んだ。今季の目標は複数回優勝。そして、北海道開催の大会は今季まだ3戦ある。来月4日開幕の北海道meijiカップに向けて「好きなコースで、チョコもたくさん食べられるので楽しみ」と目を輝かせた。

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