石川遼 通算2オーバーの決勝進出圏内でホールアウトも73に「悔しすぎ」

[ 2023年6月17日 11:18 ]

米男子ゴルフツアー 全米オープン第2日 ( 2023年6月16日    カリフォルニア州ロサンゼルスCC=7421ヤード、パー70 )

石川遼(AP)
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 25位から出た石川遼(31=CASIO)は3バーディー、3ボギー、4バーディー、1ダブルボギーの73と苦しみながらも、通算2オーバーの予選通過圏内でホールアウトした。

 カットライン上で迎えた最終9番パー3。ボギー以下だと決勝進出が厳しくなる状況で「乗せるしかない」と右ピンに対し、フェードの弾道でピン左奥約6メートルに乗せた。その後、きっちりと2パットでパーをセーブ。この日の内容は「悔しすぎるという感じ」と振り返りつつも、「メンタル的には良い盛り返しができた」と一定の評価も口にした。

 インから出て名物ホール、290ヤードの11番パー3でギャラリーを沸かせた。この日の実測は297ヤード。絶対にピン奥にオーバーしないクラブ、3Uを選択するマネジメントが効き、第1打をピン手前15メートルに乗せる。スライスの後にフックする“スネークライン”と読み切り、初バーディーを奪った。

 その後は一進一退の内容となり、後半の2番ではダブルボギーも叩いた。ショットについては、「正直、今年一番良くない状態」だという。それでも、メジャーで3年ぶりの予選通過圏内で第2日を終えたというのは、実力の底上げができている証拠でもある。

 31歳は「修正できたらいいなと思うところと、なかなか劇的に変えるのは難しいところがある。コツコツやっていくだけ」と冷静に自身を見つめつつ、決勝ラウンドに向けては「その時その時でベストを尽くしてやるしかない。この悔しさは明日以降にどんどんぶつけていきたい」と語った。

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