藤波朱理が122連勝でV3　世界選手権代表内定でパリ五輪へ大前進　レスリング明治杯全日本選抜選手権

レスリング明治杯全日本選抜選手権第3日 （ 2023年6月17日    東京体育館 ）

＜レスリング明治杯全日本選抜選手権第3日＞女子フリースタイル53キロ級。決勝。優勝を果たし、笑顔の藤波（撮影・河野　光希）
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　9月の世界選手権（ベオグラード）代表選考会を兼ねて行われ、女子53キロ級決勝で、21年世界選手権女王の藤波朱理（日体大）が清岡もえ（育英大）を10―0のテクニカルフォールで破り、大会3連覇を達成。藤波は昨年12月の全日本選手権も制しており、世界選手権代表に内定した。

　前日の準々決勝では東京五輪金メダルの志土地真優（ジェイテクト）をフォール勝ちで破り、“霊長類最強女子”こと五輪3連覇の吉田沙保里と並んでいた公式戦連勝記録を120に伸ばした藤波。準決勝で記録を121とさらに更新すると、迎えたこの日の決勝では清岡を圧倒した。

　世界選手権ではメダルを獲得すれば24年パリ五輪代表に内定する。大目標とするパリ五輪での金メダルへ、レスリング界の看板を背負う19歳のニューヒロインがさらに前進した。