元気があればパリ五輪に行ける!戸上が張本智撃破で絶叫V　五輪出場圏内2位浮上

卓球　全農カップ平塚大会最終日　男子決勝   戸上4―3張本智 （ 2023年5月7日    トッケイセキュリティ平塚総合体育館 ）

優勝しマイクパフォーマンスで会場を盛り上げる戸上（撮影・白鳥　佳樹）
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　24年パリ五輪シングルス代表の第4回選考会として行われ、男子決勝は戸上隼輔（21＝明大）が4―3で張本智和（19＝智和企画）に競り勝ち、五輪出場圏内の2位に浮上した。女子決勝では早田ひな（22＝日本生命）が4―2で張本美和（14＝木下アカデミー）を下して優勝した。五輪の選考レースで100点を獲得して通算332・5点とし、2位に125・5点差とリードを広げた。

　優勝直後、戸上は会場インタビューで「元気ですかー！」と絶叫した。第1ゲームで張本智に8ポイントを先取される最悪の立ち上がりだったが、第2、第3ゲームと連取。フルゲームで競り勝ち、プロレス大好き21歳は歓喜の思いを言葉に乗せた。

　「（張本智との対戦は）正直、相性は良い。自信を持ってチャレンジできるし、ほかの選手と対戦する以上に強い気持ちで臨める。凄くやりやすい」。昨年9月の全農カップ・トップ32、今年1月の全日本選手権も決勝で対戦し、いずれも勝利。日本屈指の選手に今回も気持ちを奮い立たせて返り討ちにした。

　今大会の優勝で一気に100点を上積みし、パリ五輪の選考レースで2位に浮上。燃える闘魂を胸に「メダル」を目標とする世界選手権に臨む。