八村殊勲 プレーオフ初戦で“記録的”大活躍 初の3P5本成功で29得点 グリズリーズに先勝

[ 2023年4月17日 06:56 ]

シュートを決めて雄叫びをあげる八村(AP)
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 プレーイン・トーナメントの初戦に勝って西の第7シードとなったレイカーズは15日、プレーオフ1回戦の初戦を敵地メンフィス(テネシー州)で迎えたが、第2シードのグリズリーズを128―112(前半59―65)で退けて先勝。八村塁(25)が1試合自己最多となる5本の3点シュートを決め、自己記録にあと「1」と迫る29得点(後半に21得点)をたたき出して、今季のホームゲームでリーグ最多の35勝(6敗)を挙げていたグリズリーズをメンフィスでなぎ倒した。

 NBAでのベンチプレーヤーによるプレーオフ最多得点は、1976年の西地区準決勝第2戦でスーパーソニックスのガード、フレッド・ブラウン(当時27歳)がマークした45得点だが、レイカーズでは八村の29得点がチーム新記録。1996年の1回戦、ロケッツとの第2戦でマジック・ジョンソン(当時35歳)が31分のプレータイムでマークした26得点を上回った、

 八村は第1Qの6分30秒、レブロン・ジェームズ(38)に代わってベンチ勢の1番手としてコートに登場。アンソニー・デービス(29)が外したジャンプシュートをゴール下でティップしてこれが最初の得点となった。左サイドからの3点シュートは外したものの、速攻から左サイドを疾走して両手でダンクを決めてこのクオーターは4得点。第2Qもゴール下のシュートとフリースロー2本で4得点を加え、前半は8得点で折り返した。

 第3Qは圧巻。75―78で迎えた6分27秒から出場したが、3分8秒間でなんと4本の3点シュートをすべて成功させてこのクオーターだけで12得点を加えた。今季の成功率は31・9%だったが、1クオーターで4本の3点シュートを決めたのはレギュラーシーズンとプレーオフを併せてNBA通算216試合目で初めて。さらに第4Qの7分45秒に正面やや右から5本目を成功させた。

 八村の3点シュートの1試合最多成功本数は21年3月15日のバックス戦で記録した「4」だったが、これをプレーオフの大事な試合で更新。八村はウィザーズ時代の21年にプレーオフを経験しているが(1回戦で76ersに1勝4敗)、これでポストシーズン全6試合で2ケタ得点を記録して3点シュートを少なくとも1本成功させたことになった。またプレーオフでは76ersとの第4戦と第5戦に続き、3試合連続で20得点以上をマーク。29得点はプレーオフでの自己最多にもなった。

 レイカーズではこれが34試合目だったが新天地での最多得点は4月2日のロケッツ戦の「20」。一時は出番が激減していたがここに来て存在感を取り戻しており、この日は30分の出場でフィールドゴール(FG)を14本中11本(うち3点シュートは6本中5本)沈め、フリースローは2本とも成功。6リバウンドもマークして“クロージング・ユニット”として申し分のない活躍を見せた。

 デービスは22得点と12リバウンド、ジェームズは21得点と11リバウンドを記録。オースティン・リーブス(24)も23得点、ディアンジェロ・ラッセル(27)も19得点と7アシスト(うち3つは八村がターゲット)を稼いだが、この日はベンチから出た八村のパフォーマンスが先発陣を完全に上回った。

 チーム全体のプレーオフでの試合数がジェームズ1人より51試合少ない(216試合目)グリズリーズはレイカーズに対しては今季1勝3敗。同じく第2シードだった昨季の1回戦(対ティンバーウルブス=4勝2敗)に続いてホームでの初戦で黒星を喫した。ジェイレン・ジャクソンJR(23)がローポストでのパワープレーを中心にして31得点、大黒柱のジャー・モラント(23)も18得点を稼いだものの苦杯。“八村ストッパー”を欠いたことで大詰めで流れを変えることができなかった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分46秒=4得点)
(1)7分4秒・デービスが外したジャンプシュートをティップ=○
(2)7分58秒・左サイドから3点シュート=×
(3)8分38秒・速攻から両手でダンク=○(アシスト・ラッセル)
(4)10分38秒・右エルボー付近でプルアップからジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場8分40秒ー4得点)
(5)2分11秒・ジェームズが外したシュートをフォローしてゴール下=○(アシスト・ジェームズ)
*2分20秒・フリースロー2本=○○
 ▼第3Q(出場5分33秒=12得点)
(6)7分16秒・左コーナーから3点シュート=○(アシスト・ラッセル)
(7)7分38秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・ラッセル)
(8)9分51秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・ジェームズ)
(9)10分24秒・右サイドから3点シュート=○(アシスト・シュルーダー)
 ▼第4Q(出場10分35秒=9得点)
(10)45秒・右サイドでプルアップからジャンプシュート=×
(11)1分24秒・左サイドから3点シュートのフェイクを入れたあとインサイドにドライブ。右手でダンク=○
(12)4分29秒・左ベースライン際でターンアラウンドからジャンプシュート=○
(13)7分45秒・正面やや右から3点シュート=○(アシスト・リーブス)
(14)11分20秒・ディフェンスリバウンドをキープしたあとワンマン速攻でダンク=○

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