第5シードのクリッパーズも敵地で先勝 サンズのデュラントは新天地9戦目で初黒星

[ 2023年4月17日 12:38 ]

ダンクにいった際に相手反則を誘ったクリッパーズのレナード(AP)
Photo By AP

 西の第5シードでプレーオフに進出したクリッパーズは16日、アリゾナ州フェニックスで第4シードのサンズと対戦し、115―110(前半59―54)で競り勝ってレイカーズ、ヒート同様に敵地で先勝。主力フォワードのポール・ジョージ(32)が膝の故障で1回戦では復帰できないが、カワイ・レナード(31)が42分の出場で38得点を稼いで貴重な白星をもぎとった。

 レナードは3点シュートを3本しか決めていないが(試投5本)、そのうちの2本は第4Qの残り2分36秒と2分に決めたもの。スパーズとラプターズでファイナルMVPとなっている実力者は土壇場で底力を発揮した。

 シーズン途中でレイカーズからジャズにトレードされたあと早期解約(バイアウト)によってFAとしてクリッパーズと契約したラッセル・ウエストブルック(34)は、36分の出場でフィールドゴール(FG)の成功は19本中3本のみ。9得点、10リバウンド、8アシストという内容だったが、リバウンドの半分(5本)はオフェンスでキープしたもので、2スティール、3ブロックショットもマークするなどディフェンス面でもチームに貢献した。また109―108で迎えた残り17秒には、今季の成功率が65・6%でしかなかったフリースローを2本とも決めるなどレナード同様に大詰めでの勝負強さが光った。

 サンズではシーズン途中でネッツから移籍してきたケビン・デュラント(34)が45分出場し、フリースローを10本すべて成功させて27得点、9リバウンド、11アシスト。ネッツから移籍後、レギュラーシーズンではサンズで出場8試合すべてに勝っていたが、新天地9戦目での初黒星はサンダー時代に8シーズン、チームメートだったウエストブルックがいるクリッパーズに対してのものになった。

 デビン・ブッカー(26)は26得点、トーリー・クレイグ(32)は22得点をマーク。クリス・ポール(37)は39分で7得点とチーム最多の11リバウンドと10アシストを記録したが勝利には結びつかなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月17日のニュース